« 2006年2月 | トップページ | 2006年4月 »

2006年3月31日 (金)

ウィーン国立歌劇場、2006/2007のシーズン・プログラムを発表

 【ウィーン発】ウィーン国立歌劇場が30日の年次記者会見で、この9月から始まる2006/07シーズンの公演ラインナップを発表した。プレミエ公演(新演出上演)は、ヴェルディ〈オテロ〉、リヒャルト・シュトラウス〈アラベラ〉、マスネ〈マノン〉、ドニゼッティ〈連隊の娘〉、ムソルグスキー〈ボリス・ゴドノフ〉の5本。懸案の小澤征爾・音楽監督の復帰は07年4月29日のワーグナー〈さまよえるオランダ人〉の予定で、以後4公演(5月2日、6日、10日、14日)が予定されている。さらに07年5月17日のマーラー・コンサートで交響曲第2番〈復活〉、5月19日のプラシド・ドミンゴ、ウィーン・デビュー40周年記念コンサートを指揮する。ホーレンダー監督によれば、目の疾患が完治していないという。また、会見では、この9月からインターネットのホームページが日本語対応が可能となることも明らかにされた。

プレミエ公演
 2006年
  〈オテロ〉=ガッティ指揮、ミーリッツ演出、ストヤノヴァ、ボータ、シュトゥルックマン出演、10月25日
  〈アラベラ〉=ヴェルザー=メスト指揮、ベヒトルフ演出、ピエチョンカ、キューマイヤー、ハンプソン、シャーデ出演、12月9日
 2007年
  〈マノン〉=ドゥ・ビリー指揮、セルバン演出、ネトレブコ、アラーニャ出演、3月3日
  〈連隊の娘〉=アベル指揮、ペリ演出、ドゥセイ、カバイエ、フローレス、カルロス・アルヴァレス出演、4月1日
  〈ボリス・ゴドノフ〉=ガッティ指揮、デッカー演出、ボロディナ、フルラネット、ホル、フォービス、シュトゥルックマン出演、5月28日

 [関連サイト]
  ウィーン国立歌劇場
  http://www.wiener-staatsoper.at

…………………………………………………………………………………………………
[チケット発売情報]

ブーニン&プラハ放送響が待望のモーツァルト。チケット絶賛発売中! 
オペラ・バレエ・コンサートのお席選びは、
「チケット・クラシック」03−3376−1919へ
送料&発券手数料が無料。コールセンターは24時まで。終演後も開いてます!
…………………………………………………………………………………………………

3月 31, 2006 海外ニュース/その他 |

2006年3月30日 (木)

サンクト・ペテルブルグ市がショスタコーヴィチ賞を制定

 【サンクト・ペテルブルグ発】「ショスタコーヴィチの世紀」と銘打った新しい音楽賞がこのほど、ロシアのサンクト・ペテルブルグ市により制定された。ショスタコーヴィチの業績の普及に貢献した音楽家を対象にしたもので、彼の肖像が彫られた金メダルと賞金が与えられる。選考委員にはイリーナ・ショスタコーヴィチ未亡人、愛娘ガリーナ、作家チンギス・アイトマートフ、脚本家トニーノ・グエッラなどが含まれ、今年中にあと2名に受賞が予定されているという。
 その栄えある第1回を受賞したのは、高名な作曲家でペテルブルグ音楽院教授のボリス・ティシチェンコ (1939ー) 。ティシチェンコはショスタコーヴィチの存命する数少ない直弟子で、ショスタコーヴィチ楽派の伝統継承に務めたことが評価された。つい先頃も、ショスタコーヴィチとの書簡集を自身のコメント付で出版している。受賞式は彼の67歳の誕生日の前日である22日に行われている。

3月 30, 2006 海外ニュース/その他 |

2006年3月29日 (水)

ミューザ川崎の「フェスタ・サマーミューザ」概要決まる

 【川崎発】川崎市の川崎駅前にある本格的なコンサート専用ホール、ミューザ川崎シンフォニーホールが昨夏から行っている夏の音楽祭「フェスタ・サマーミューザ」の今年の概要が決まった。今年は「ミューザではじまる『感動する夏』音楽祭」をテーマに、7月21日から8月13日まで開催される。
 昨年に引き続き、8つの在京オーケストラと地元・神奈川フィルハーモニー管弦楽団の演奏会をメーンに据え、洗足学園大学や昭和音楽大学など、神奈川県の音楽大学のオーケストラやブラスバンド、合唱団も出演する。また、ピアニストの小川典子やオルガニストの松居直美らホールのアドヴァイザーによるコンサートも行われる。
 チケットは4月22日(土)発売開始。コンサートの詳細は、http://www.kawasaki-sym-hall.jp/festa/ に、チケットのお問い合わせはチケット・クラシック03ー3376ー1919まで。

[関連サイト]
 ミューザ川崎シンフォニーホール
 フェスタ・サマーミューザ2006
 http://www.kawasaki-sym-hall.jp/festa/

3月 29, 2006 国内ニュース |

ベルリン・ドイツ響の常任指揮者・芸術監督にメッツマッハー

 【ベルリン発】ケント・ナガノの後任として、ベルリン・ドイツ交響楽団(DSO)の常任指揮者・芸術監督に就任するインゴ・メッツマッハーが23日、ベルリンで正式に契約に署名した。契約は来年2007年8月からで、まずは3年契約。メッツマッハーは現在、アムステルダムのネーデルランド・オペラの音楽監督だが、今後も兼任する予定。就任披露のコンサートは、2007年3月にベルリンで行われる。メッツマッハーは音楽の中のドイツ的なものをメインに取り上げたいと抱負を語り、17世紀の宗教音楽ハインリヒ・シュッツから現代音楽まで、特に東西ドイツが分割されていた時代の音楽にも焦点を当てたいという。
 DSOとナガノとの契約は今シーズン限りで、ナガノは来シーズンからズビン・メータの後任として、バイエルン州立歌劇場の音楽監督に就任する。このためDSOは来シーズン、常任指揮者不在の年となるが、来シーズンは前身のRIAS交響楽団から数えて60周年という記念の年だけに、ナガノが当面は第一客演指揮者として繋ぎの役目を果たすことになる。

[関連サイト] ベルリン・ドイツ交響楽団
http://www.dso-berlin.de/content

ーーチケット情報ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ブーニン&プラハ放送響が待望のモーツァルト。チケット絶賛発売中! 
オペラ・バレエ・コンサートのお席選びは、
「チケット・クラシック」03−3376−1919へ
送料&発券手数料が無料。コールセンターは24時まで。終演後も開いてます!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

3月 29, 2006 海外ニュース/その他 |

2006年3月28日 (火)

ベルリンの現代音楽フェスティバル、〈3月の音楽〉閉幕

 【ベルリン発】16日に開幕したベルリンの現代音楽フェスティバル〈3月の音楽〉が26日、沼尻竜典指揮のベルリン・ドイツ交響楽団(DSO)が武満徹の映画音楽を取り上げた演奏会で幕を閉じた。今年の音楽祭は、異なる文化間の影響を音楽面で探るのがテーマ。中でも日本音楽と西洋音楽の相互作用や類似性について検証しようという試みが行われた。例えば、ピアニストの高橋アキがジョン・ケージ、モートン・フェルトマン、ロルフ・ユリウスなど西洋の現代作曲家と、武満徹、西村朗、佐藤聰明のピアノ作品を対照させた。
 一方、オーケストラのための作品では、細川俊夫と権代敦彦に対して、ハンス・ツェンダーの作品が取り上げられたほか、ヘルムート・ラッヘンマンが東京で作曲した〈Schreiben〉=書く=が演奏されたり、日本の尺八と笙を利用した西洋の現代曲が紹介される。また、音楽劇も目玉の一つで、更級日記をテーマとしたペーター・エトヴェシュのサウンド劇〈As I Crossdes a Bridge of Dreams〉を上演。ベルリンを拠点に活動する新進作曲家、西風満起子の音楽劇〈Figur Maria Magdalenas〉=マリア・マグダレーナの姿=も初演された。

ーーチケット情報ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ブーニン&プラハ放送響が待望のモーツァルト。チケット絶賛発売中! 
オペラ・バレエ・コンサートのお席選びは、
「チケット・クラシック」03−3376−1919へ
送料&発券手数料が無料。コールセンターは24時まで。終演後も開いてます!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

3月 28, 2006 海外ニュース/その他 |

2006年3月27日 (月)

第1回「高松国際ピアノコンクール」閉幕、第1位にギントフ

 【高松発】香川県高松市で行われていた第1回「高松国際ピアノコンクール」の本選が26日に行われ、ウクライナ出身のパヴェル・ギントフ(22)が第1位を獲得、賞金100万円が贈られた。ギントフは香川県知事賞、高松市長賞も同時受賞となった。第2位にはロシアのスタニスラフ・クリステンコ(21)、第3位は中国の王超(16)が入った。
 また、4位にロシアのソフヤ・グルヤク(26)、5位に台湾の胡志龍(30)、6位に日本の岡本麻子(28)が入賞。副賞として設けられた財団法人・松平公益会賞と委嘱作品演奏者賞にギントフ、財団法人・高松観光コンベンション・ビューロー理事長賞がグルヤク、審査員特別賞が日本の丸山耕路(22)、審議員・オブザーバー特別賞に泉ゆりの(23)が選ばれた。
 「高松国際ピアノコンクール」は今年、世界レベルの音楽を高松から発信しようと、地元の経済団体を中心になって創設されたもの。約9割が民間からの寄付で賄われている。開催は4年に一度で、高松駅前にある「サンポートホール高松」が会場。第1回は25カ国・地域から306人の応募があり、録音テープなどの審査で出場者を絞り込み、最終的に16カ国・地域から63人が参加した。
 第3次審査からオーケストラが伴奏に付き、モーツァルト、ベートーベンの協奏曲から1楽章を弾くのが特徴。本選には6人が本選に出場、若手作曲家の青山政憲がコンクール用に作曲した課題曲「屋島」を演奏した後、協奏曲でオーケストラと共演した。コンクールに音楽監督を設けているのも特徴で、指揮者の堤俊作が務め、審査委員会は11人。委員長の岩崎淑以下、日本人の審査委員は神谷郁代、池辺真一郎、青柳晋、ササキ・ウララ。海外からの審査員には、2005年のショパン国際ピアノ・コンクールで審査員を務めたピオトル・パレチニ、ピアニストのディーナ・ヨッフェらがいる。

ーーチケット情報ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

オペラ・バレエ・コンサートのお席選びは、
「チケット・クラシック」03−3376−1919へ
送料&発券手数料が無料。コールセンターは24時まで。
終演後もコールセンターが開いてます!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

3月 27, 2006 国内ニュース |

2006年3月26日 (日)

第32回「日本ショパン協会賞」に関本昌平

 【東京発】ショパンの作品で特に優れた演奏をしたピアニストに贈られる「日本ショパン協会賞」の選考会で、このほど2005年/第32回の受賞者に関本昌平が選ばれた。関本は1985年、大阪府生まれ。桐朋女子高等学校音楽科卒業後、パリのエコール・ノルマル音楽院卒業。2003年の第5回浜松国際ピアノ・コンクール、05年の第15回ショパン国際ピアノ・コンクールでともに第4位に入賞している。
 「日本ショパン協会賞」は、昨年1年間の間にショパン作品を演奏した国内のコンサートを対象にしたもの。第32回は75件が対象となり、昨年8月31日に青山音楽記念館バロックザールで行われた「関本昌平ピアノ・リサイタル」の演奏と関本の将来性が評価された。表彰は4月18日、東京・上野の東京文化会館小ホールで行われる日本ショパン協会第229回例会「外山啓介ピアノ・リサイタル」の開演に先立って行われ、メダル、賞状および賞金20万円が贈呈される。

[関連サイト]
 関本昌平ピアノ・リサイタル
 http://www.classic-japan.com/ticket/chamber09.html

ーーチケット情報ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

オペラ・バレエ・コンサートのお席選びは、
「チケット・クラシック」03−3376−1919へ
送料&発券手数料が無料。コールセンターは24時まで。
終演後もコールセンターが開いてます!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

3月 26, 2006 国内ニュース |

2006年3月25日 (土)

びわ湖ホールの芸術監督に指揮者の沼尻竜典

 【大津発】指揮者の沼尻竜典が2007年4月から、びわ湖ホールの芸術監督に就任することになった。新国立劇場オペラ部門の芸術監督に転出する若杉弘の後任で、任期は3年。びわ湖ホールの自主事業全般について個性的で芸術的に価値の高い作品づくりの企画、指導を行い、プロデュース・オペラの企画・指揮、青少年オペラ劇場等の企画・監修、専属声楽アンサンブルの監修・指導などを手がける。びわ湖ホールでは98年の開館以来、青少年向けオペラの指揮を担当。昨年のジルヴェスター・コンサートなどを指揮している。
 沼尻は1964年、東京生まれ。桐朋学園大学在学中から新日本フィルハーモニー交響楽団で小澤征爾のアシスタントとして活躍。90年の第40回ブザンソン国際指揮者コンクールで優勝、指揮者として本格的な活動を始めた。2003年より、名古屋フィルハーモニー交響楽団常任指揮者、日本フィルハーモニー交響楽団正指揮者。オペラには97年に〈後宮からの誘拐〉を指揮してデビュー、ベルク〈ルル〉の全3幕完成版の日本初演も行っている。

ーーチケット情報ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ブーニン&プラハ放送響が待望のモーツァルト。チケット絶賛発売中! 
オペラ・バレエ・コンサートのお席選びは、
「チケット・クラシック」03−3376−1919へ
送料&発券手数料が無料。コールセンターは24時まで。終演後も開いてます!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

3月 25, 2006 国内ニュース |

ハノーファー北ドイツ放送フィルの公演で歌手変更

 【東京発】6月8日にサントリーホールで行われる大植英次指揮のハノーファー北ドイツ放送フィル演奏会で、出演が予定されていたバスのフィリップ・エンスが都合により来日できなくなり、代わってクリストフ・シュテフィンガーが出演することになった。この日の演奏会は、ワーグナー の 歌劇 〈リエンツィ〉 序曲、ジークフリート牧歌、楽劇 〈ワルキューレ〉 第1幕、というプログラムで、シュテフィンガーのほか、テノール の ロバート・ディーン・スミス、ソプラノのリオバ・ブラウンが出演する。

3月 25, 2006 国内ニュース |

第16回「出光音楽賞」の受賞者が決定

 【東京発】わが国のクラシック音楽家の育成を目的とし、数多くの有力音楽家を輩出した出光音楽賞だが、第16回を迎えた今年、クラリネット奏者の亀井良信、ソプラノ歌手の木下美穂子、ピアニストの田村響の3人が選ばれた。受賞者にはそれぞれ賞状ならびに賞金300万円が贈られる。年内に授賞式と受賞者による「出光音楽賞受賞者ガラコンサート」(日時・会場未定)が開催され、この模様はテレビ朝日系で全国放送される予定。
 亀井は現在30歳、フランスで研鑽を積み、トゥーロン国際コンクールでスペディダム賞、日本木管コンクール第1位などを受賞。帰国後は、古典から現代からクラシック以外まで幅広いレパートリーで活躍している。
 また、木下は34歳、これまで日本声楽コンクール第1位、日伊声楽コンコルソ第1位、イタリア声楽コンコルソ・シエナ大賞を受賞。その後国内外で〈蝶々夫人〉のタイトルロールを歌い、昨年3月には二期会オペラ劇場〈椿姫〉でヴィオレッタを歌い、いまや二期会を代表するプリマの一人。
 一方、田村は19歳。ピティナ・ピアノコンペティション特級グランプリ、園田高弘賞ピアノ・コンクール第1位、2003年度<アリオン賞>など受賞暦多数。現在、ザルツブルク・モーツァルテウム音楽院に在学のかたわら、多数の国内オーケストラとの共演など、意欲的に活動している。

[関連サイト]出光興産
 http://www.idemitsu.co.jp/

ーーチケット情報ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ブーニン&プラハ放送響が待望のモーツァルト。チケット絶賛発売中! 
オペラ・バレエ・コンサートのお席選びは、
「チケット・クラシック」03−3376−1919へ
送料&発券手数料が無料。コールセンターは24時まで。終演後も開いてます!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

3月 25, 2006 国内ニュース |

2006年3月23日 (木)

アーノンクールがモーツァルトのオペラ

 【ウィーン発】ニコラウス・アーノンクール率いるウィーン・コンツェントゥス・ムジクスがモーツァルトのオペラを立て続けに上演して気を吐いている。取り上げたのは〈ルチオ・シッラ〉と〈ツァイーデ〉。〈ルチオ・シッラ〉は昨年のウィーン芸術週間で上演されており、今回は新しくオペラ劇場に生まれ変わったアン・デア・ウィーン劇場のオペラ第2弾として再演されたもの。また、〈ツァイーデ〉は演奏会形式で、楽友協会で上演された。
 〈ルチオ・シッラ〉は、スッラ(シッラ)という実在の独裁者とそれにからむ2組の恋人たちの物語が、恋の駆け引きなどではなく、シッラ暗殺計画という重苦しいテーマの中で進行する。オペラ・ブッファとはひと味違った苦悩と不安の深さがそれぞれのアリアで求められる作品で、今回はシッラ役がシャーデに代わった。モーツァルトのベテラン、シャーデに代わったことは大きく、全体の緊張感、躍動感を高め、その他の役の歌手たちは再演のためかそれぞれ一層の磨きがかかっていた。
 中でも傑出していたのはジューニア(オアトリシア・プティボン)で、親の仇シッラから求愛され、婚約者ジューニオ(ベルナルダ・フィンク)を愛し続けるという役を熱演した。もう1組の恋人たち、シッラの隠れた敵チンナ(アネッテ・ダッシュ)と彼を愛するシッラの妹チェーリア(マルティナ・ヤンコーヴァ)も健闘。細部までゆるがせにしないアーノンクールの指揮に応えるコンチェントゥス・ムジクスも、現代再現の容易でないこのオペラ・セリアを生気あふれるものとして成功に導いた。
 一方、〈ツァイーデ〉は〈後宮からの逃走〉の先駆と見なされている未完のジングシュピール。〈ルチオ・シッラ〉以上に上演回数は少ない。そこで有名な俳優トビアス・モレッティを起用。彼はブッシュやアルカイーダを話の中に取り込んで物語にリアリティをもたせるよう試みた。
 歌手は後宮の侍女ツァイーデが目下人気上昇中のダイアナ・ダムロウ、恋人ゴーマッツにシャーデという理想的主役。ほかにスルタンはルドルフ・シャシン、二人の逃走を助ける親衛隊長アラツィムにフローリアン・ベッシュ、オスミンにアントン・シャーリンガーで、いずれも説得力のある歌唱を披露した。また、アーノンクールは序曲に交響曲第26番を持ってきて、この未完の作品を補った。

3月 23, 2006 海外ニュース/その他 |

第2回オイストラフ国際ヴァイオリン・コンクール終了

 【ウクライナ発】名ヴァイオリニストダヴィッド・オイストラフを記
念した第2回オイストラフ国際ヴァイオリン・コンクールが8日から1
8日にかけ、生地ウクライナのオデッサ市で開かれた。大賞を獲得した
のは韓国のソウ・ヤンユンで、金メダルおよび賞金20,000
ドルが
贈られた。第1位と金メダルおよび賞金15,000ドルはブロ
ン門下
のロシアのヴャチェスラフ・シェスティグラゾフが、第2位と銀メダルは該当なし、第3位と銅メダルを日本の滝千春とポーランドのヤヌシュ・ヴァヴロフスキが受賞した。滝はプロコフィエフの〈ヴァイオリンソナタ第2番〉の演奏でロシア演奏芸術財団賞も受賞した。
 コンクールは2004年に創設されて以来、4年に一度開催されているもので、今回は96名が応募、うち世界16カ国27名が予選を通過した。審査委員にはセルゲイ・クラフチェンコ、ヴィクトル・ピカイゼン、ルッジェーロ・リッチ、サウリュス・ソンデツキス、原田幸一郎などが並び、委員長はザハール・ブロンが務めた。また、オープニング・コンサートには第1回コンクールで優勝した神尾真由子が登場、ショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲第1番を弾いている。

3月 23, 2006 海外ニュース/その他 |

2006年3月22日 (水)

ラトル、バーミンガムに戻る

 【バーミンガム発】ベルリン・フィルの音楽監督を務めるサー・サイモン・ラトルが19日 久しぶりに古巣のバーミンガム市交響楽団(CBSO)の指揮台に登場した。元理事長でCBSOの本拠地となっているシンフォニー・ホールの建設に力を尽くし、去年6月に亡くなったジョージ・ジョーナス追悼記念チャリティー・コンサートを指揮したもので、前音楽監督のラトルと現音楽監督のサカリ・オラモが指揮を分け合った。出演者は無料出演で、収益は全てCBSO基金とシンフォニー・ホールの地域・教育運動資金に充てられる。
 演奏会の前半はオラモの指揮で、〈フィガロの結婚〉序曲とシベリウスの交響曲第5番、後半がラトルというプログラム。ところが、ラトル登場の前に「ルフトハンザ航空が燕尾服と指揮棒の入ったラトルのスーツケースをベルリン空港に積み残してきました。ラトルは平服で指揮をとることをお許しくださいと申しております」というアナウンス。ラトルが黒いカジュアルで指揮台に上がると会場が湧き、ラトルは上下に赤のボールペンを指揮棒代わりに使いながら、〈トリスタンとイゾルデ〉の前奏曲と〈愛の死〉、エルガーのエニグマ変奏曲を指揮した。

[関連サイト] バーミンガム市交響楽団
http://www.cbso.co.uk/

3月 22, 2006 海外ニュース/その他 |

2006年3月21日 (火)

中野振一郎がデビュー20周年

 【東京発】日本を代表するチェンバリストとして、意欲的な活動を続けている中野振一郎が今年でデビュー20周年を迎える。それを記念して、4月14日に東京で行われる日本テレマン協会第169回定期演奏会で、J.S.バッハのゴルトベルク変奏曲を演奏する。意外なことに、ゴルトベルク変奏曲は、中野にとって今回が初めての公開演奏。スタイルなどの違いから敢えて避けていたが、ようやく演奏に踏み切ることになった。問い合わせは、日本テレマン協会0120−332−869まで。

[関連サイト]
 日本テレマン協会 http://www.telemann.ws
 中野振一郎公式サイト http://columbia.jp/~nakano/

3月 21, 2006 国内ニュース |

2006年3月20日 (月)

ゲヴァントハウス管弦楽団がヨーロッパ・ツアー

 【ライプツィヒ発】名門ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団のヨーロッパ・ツアーが14日、パリの演奏会を最後に幕を閉じた。今回のツアーは、2005年秋に首席指揮者に就任したリッカルド・シャイーに率いられた初のヨーロッパ・ツアー。初日は2月26日のウィーンの演奏会で、バルセロナ、マドリッド、リスボン、フランクフルト、ミュンヘン、ブリュッセル、ロンドン、ケルン、パリを回った。
 幕開けとなったウィーンの演奏会は楽友協会大ホールで行われたが、チケットは完売、立ち見席までいっぱいの盛況の中で、力のこもったマーラーの交響曲第7番が演奏されると聴衆から熱いブラヴォーが飛ぶほど。この日の楽友協会大ホールではウィーン・フィルとリッカルド・ムーティによる定期演奏会も行われており、ウィーンとライプツィッヒの伝統あるオーケストラをベテラン・イタリア人指揮者が振るという、音楽ファンにとっては興味深い1日となった。

[関連サイト] ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
http://www.b.shuttle.de/gewandh/

ーーチケット情報ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ブーニン&プラハ放送響が待望のモーツァルト。チケット絶賛発売中! 
オペラ・バレエ・コンサートのお席選びは、
「チケット・クラシック」03−3376−1919へ
送料&発券手数料が無料。コールセンターは24時まで。終演後も開いてます!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

3月 20, 2006 海外ニュース/その他 |

2006年3月19日 (日)

ブロムシュテット、バンベルク交響楽団の終身名誉指揮者に

 【バンベルク発】ヘルベルト・ブロムシュテットに、バンベルク交響楽団が終身名誉指揮者の称号を贈ることになった。終身名誉指揮者の称号が贈られたのは、オイゲン・ヨッフム、ホルスト・シュタインに次いで3人目。授与式は、日に行われるオーケストラ創立60周年記念式典の中で行われる。ブロムシュテットは1982年に初めて指揮して以来、これまで約100回のコンサートを指揮している。7月15日にはフェスティヴァル「バンベルクの夏の夜」に参加し、ブルックナーの交響曲第8番を指揮する。

ーーチケット情報ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ブーニン&プラハ放送響が待望のモーツァルト! チケット絶賛発売中! 
オペラ・バレエ・コンサートのお席選びは
「チケット・クラシック」03−3376−1919へ
送料&発券手数料が無料。
コールセンターは24時まで。終演後も開いてます!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

3月 19, 2006 海外ニュース/その他 |

準・メルクル、ライプツィヒMDR交響楽団の首席指揮者に

 【ライプツィヒ発】日本にも馴染み深い指揮者、準・メルクルが2007年9月から、ライプツィヒのMDR交響楽団(MDR中部ドイツ放送交響楽団)の首席指揮者兼芸術監督に就任することになった。現在はファビオ・ルイージが首席指揮者を務めているが、ルイジが07年秋からドレスデンのザクセン州立歌劇場の(ゼンパー・オーパー)の音楽総監督兼ドレスデン・シュターツカペレの首席指揮者として転出するため、後任探しが続いていた。
 メルクルは86年にドイツ音楽評議会主催指揮者コンクールで優勝、93年にはウィーン国立歌劇場にデビュー。94年から2000年までマンハイム歌劇場の音楽総監督を経て、現在は2005年から3年契約で、フランス・リヨン国立管弦楽団の首席指揮者を務めている。

3月 19, 2006 海外ニュース/その他 |

2006年3月18日 (土)

ロイヤル・アルバート・ホールの〈ラ・ボエーム〉が人気

 【ロンドン発】夏の音楽祭「プロムス」でお馴染みのロイヤル・アルバート・ホールで、英語翻訳のプッチーニ「ラ・ボエーム」が上演され、人気を集めている。ロイヤル・アルバート・ホールで行われているオペラ公演はイギリス・クラシック音楽界の一匹狼的興行師、ガベイ氏がここ10年ほど毎年行っているもの。「プロムス」期間中は常連客の「プロマー」が立って聴く、客席中央のアレーナ席に舞台を作り、客席はその周りをぐるりと取り巻き舞台を見下ろすスタイルで、歌手はマイクを使っている。今年は2月23日から3月10日までの間にマチネーを含め15回上演されている。
 演出はロイヤル・オペラやイングリッシュ・ナショナル・オペラ(ENO)でもお馴染みのフランチェスカ・ザンベッロ。指揮はデイヴィッド・パリィ。ロイヤル・フィルが演奏を受け持っている。歌手はENOの主役級が出演する。第2幕のカフェ・モミュスのシーンではローラースケートを履いた6人のウェイターたちがアクロバット的サーヴィスを見せるほか、ダンサーや子供たちを含め80人以上の出演者がカラフルな舞台を埋める。チケットは最高席で約1万円見当だからロイヤル・オペラよりはるかに安く、最低席は4000円見当でロイヤル・オペラよりはるかに高いが、ロイヤル・オペラやイングリッシュ・ナショナル・オペラの常連客とは違う新しいオペラの観客層を生み出している。

3月 18, 2006 海外ニュース/その他 |

2006年3月16日 (木)

第56回芸術選奨

【東京発】文化庁から15日、第56回芸術選奨の受賞者が発表された。音楽関係は白井光子(58)、川口ゆり子(55)、江戸京子(69)、鈴木大介(35)の4人で、贈呈式は22日に東京都内で行われる。

◎文部科学大臣賞
【音楽】声楽家・白井光子(58)=歌曲集〈冬の旅〉
【舞踊】バレリーナ・川口ゆり子(55)=〈タチヤーナ〉〈シンデレラ〉
【芸術振興】芸術監督・江戸京子(69)=〈第21回〈東京の夏〉音楽祭2005〉

◎文部科学大臣新人賞
【音楽】ギタリスト・鈴木大介(35)=コンサート〈ギター・エラボレーション〉

3月 16, 2006 国内ニュース |

ペテルブルグ在住の著名人に捧げるコンサート・シリーズ開始

 【サンクトペテルブルグ発】サンクトペテルブルグで、「ペテルブルグの名誉市民」と名付けられた定期公演が始まった。街に生活の基盤を置いている各界の有名人を称えるもので、年間4回の予定。その第1回はペテルブルグ科学学術アカデミー総裁で2000年度ノーベル物理学賞受賞のジョレス・アルフョーロフ博士に捧げられ、3月13日にフィルハーモニー協会ホールで開催された。
 演奏会のプログラムは、博士のリクエストに応じたもので、プロコフィエフ、スヴィリードフの作品のほか、彼の親友で去る2月15日に逝去した作曲家アンドレイ・ペトロフ最晩年の歌曲集〈もし星に光を灯したら〉の世界初演も行われた。マヤコフスキーの詩によるバス独唱、朗読と管弦楽のためのもので、ペトロフは病室で作曲を開始したが、第3部のオーケストレーションに着手する前に歿した。初演のために友人の作曲家グリゴーリー・コルチマールが補筆完成させた。ピョートル・ミグノーフのバス独唱、俳優エフゲーニー・ジャトロフの朗読、ヴラジスラフ・チェルヌシェンコ指揮サンクトペテルブルグ・フィルが演奏した。

3月 16, 2006 海外ニュース/その他 |

2006年3月15日 (水)

ベルリン・フィルがアジア・ツアーの写真展

 【ベルリン発】ベルリン・フィルの本拠地フィルハーモニーのロビーで、昨年11月に行ったアジア・ツアーの写真展が開かれている。楽団員や関係者、撮影チームなどが撮ったスナップ写真を集めたもので、5月末までの予定。
 アジア・ツアーは昨年11月2日から、3週間にわたって行われたもの。4日の北京でのコンサートを皮きりに、21日の東京公演まで、北京、ソウル、上海、香港、台北、東京でそれぞれ2回、全体で12回のコンサートを行っている。ベルリンで行っている教育プログラムを現地でも実践して話題を集めた。ツアーについてはこの秋、ドキュメンタリー映画「TRIP TO ASIA」もドイツの映画館で一般公開される。

[関連サイト]
 ドキュメンタリー映画「TRIP TO ASIA」
 www.triptoasia.de

3月 15, 2006 |

兵庫県立芸術文化センターが佐渡の指揮で7月に〈蝶々夫人〉

 【西宮発】兵庫県西宮市の兵庫県立芸術文化センターで14日、この7月に新制作に取り組むプッチーニの歌劇〈蝶々夫人〉の制作発表が行われた。制作発表にはセンターの芸術監督で公演を指揮する佐渡裕をはじめ、演出家の栗山昌良、主役の「蝶々さん」を歌うソプラノの並河寿美らが出席、公演に向けて抱負を語った。
 兵庫県立芸術文化センターは、昨年10月のオープンした舞台芸術専用の劇場。2001席の大ホール、800席の中ホール、417席の小ホールを持ち、芸術監督を佐渡、芸術顧問を劇作家の山崎正和が務めている。オープンからちょうど100日目に当たるこの1月29日には公演入場者数が早くも10万人を突破、コンサート、オペラ、バレエ、演劇など芸術文化の新しい発信拠点として内外の期待を集めている。また、世界各地でオーディションを行ってメンバーを集めた座付きの「兵庫芸術文化センター管弦楽団」を持つなど、これまでの日本の劇場にはない独自性を打ち出している。
 今回の〈蝶々夫人〉はそんな劇場にとって、昨年の〈ヘンデルとグレーテル〉に続く、劇場独自のオペラ企画第2弾。公演は7月15日(土)、16日(日)、17日(月・祝)、19日(水)、22日(土)、23日(日)の6回行われる。公演の指揮台にはすべて佐渡が立つほか、主役の「蝶々さん」は並河、浜田理恵、大岩千穂というトリプル・キャストが組まれた。また、公演が平日の場合も午後2時からの開演とするなど、昼間にオペラを鑑賞しようという新しいオペラ・ファンの開拓のための試みにも積極的に取り組んでいる。
 会見で佐渡は、関西二期会の指揮をしていた時代に最初に全幕を指揮したのが〈蝶々夫人〉だったことを振り返りながら、改めて作品に対する思いを熱く語ったほか、栗山はこれまで数多く手がけてきた〈蝶々夫人〉の集大成とすべく「蝶々さんの凜と日本女性としての美しさを出していきたい」、並河も「全力で作品にぶつかっていきたい」と抱負を語った。
 料金はA12,000〜E3,000。3月24日(金)から会員の先行発売が始まり、26日(日)から一般発売が行われる。問い合わせは芸術文化センターチケットオフィス0798ー68ー0255。

[関連サイト]
 兵庫県立芸術文化センター
 http://www1.gcenter-hyogo.jp/sysfile/center/top.html


ーーーチケット発売情報ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
東京都交響楽団7月公演〈指揮:大野和士、ヴァイオリン:庄司紗矢香〉
14日(火)から前売りがスタート
オペラ・バレエ・コンサートのお席選びは
「チケット・クラシック」03−3376−1919へ
送料&発券手数料が無料。コールセンターは24時まで
終演後も開いてます!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

3月 15, 2006 |

2006年3月14日 (火)

女性刑務所で囚人たちが出演するミュージカル〈シカゴ〉

 【ロンドン発】グラインドボーンをお手本にしたカントリー・ハウスの一つにグレンジパーク・オペラがある。主宰しているピムリコ・オペラは、ワスヒ・カーニ(50)というロンドン生まれのインド人女性指揮者が創設した団体だ。カーニはオックスフォード大学を卒業して、バリバリのキャリア・ウーマンになったが、ある日「このまま年をとって80歳になったら、きっと人生に悔いを残す」と、それまでの生活を精算し、1989年にピムリコ・オペラを創立した。
 そのピムリコ・オペラは、夏はお金持ちを相手にグレンジパークでの優雅なオペラをやっているが、冬は毎年6週間の全く違うことを展開している。91年に立ち上げた刑務所プロジェクトがそれで、プロの歌手と小編成の楽団が囚人たちと一緒になってオペラ・ミュージカルを刑務所の中で上演、それを一般に公開するというものだ。これまでに〈野郎どもと女たち〉や〈三文オペラ〉、〈スィーニー・トッド〉といった刑務所がらみのミュージカルを上演し、これまでに2万5千人以上が観劇。3年前にはBBCテレビでも、ドキュメンタリー風のドラマとして放映されている。
 今年はミュージカル〈シカゴ〉が上演されたが、初めて女子刑務所と提携したのが話題。ヒースロー空港近くのこの刑務所は2004年に新設されたもので、体育館の中に特設舞台と250席の観覧席が作られた。チケットは20ポンド(約4000円)だったが、タイムズ紙は「鉄格子の後のスター達」という特集記事を組み、3月3日からの7回が売り切れという盛況の中で公演は幕を開けた。
 当日はセキュリティ・チェックのため6時半までに到着せよというお達しが出ていて、携帯電話、カメラはもとより、ハンドバッグも入口に預けて待合室に、といった具合。隅には幼児コーナーもあり、5メートルほどの高いブロック塀で囲まれた中庭を過ぎるて体育館に向かう。手渡されるプログラム(といっても新聞紙1枚)には出演者の紹介があるが、ほとんどは前科には触れておらず、ピムリコ・オペラに対する感謝の気持ちが書いてあった。
 この日の公演は、主役のロキシー・ハートと彼女の夫、悪徳弁護士はプロだが、ヴェルマ・ケリーと看守のマンマは囚人。ヴェルマ役の囚人はプログラムにたった一行「私が歌えるとは思ってもいなかった!」とだけ書いてあった。また、「オール・ザット・ジャズ」で始まるキャバレーシーンは、平均年齢が20台前半といった16人のダンサーによるもの。これが網タイツが見事に似合うプロポーションの持ち主たちばかりだ。
 演出家によれば、6週間のリハーサルの間に、せっかく上手くなった出演者が釈放されたり、他の刑務所に移されたり、といったことがあって大変だったそうだ。

3月 14, 2006 |

2006年3月13日 (月)

レヴァイン、MET日本公演をキャンセル

 【ニューヨーク発】ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場(MET)の音楽監督ジェームズ・レヴァイン(62)が、肩の手術のため約4カ月の休養に入ることになった。AP通信が報じたもので、音楽監督を務めるボストン交響楽団の全米ツアー、6月に予定していたMETの日本公演などをキャンセルすることになるという。
 レヴァインは3月1日、ボストンで行われたボストン響の演奏会の後、観客の拍手に応えてカーテンコールに出てきて何かに躓き、大きく転んで肩を強打していた。大喝采の観客席がその光景に、水を打ったように静まり返るほどだったという。精密検査の結果、肩を傷めていることが判明、手術を受けることになったもの。本人は「大変がっかりしている」というコメントを出している。
 MET日本公演は、ワーグナー「ワルキューレ」、ヴェルディ「椿姫」、モーツァルト「ドン・ジョヴァンニ」のオペラ3作品の上演とスペシャル・コンサートが予定されているが、「椿姫」を除くすべてをレヴァインが指揮することになっていた。代役は決まっていない。

3月 13, 2006 |

2006年3月12日 (日)

ジェームス・レヴァインが肩を怪我

 【ボストン発】 ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場、ボストン交響楽団の音楽監督を務めている指揮者のジェームス・レヴァインが肩を怪我し、予定されていたボストン交響楽団の全米ツアーをキャンセルする事態となった。怪我は3月1日、ボストンで行われたボストン響の演奏会終わりに、観客が拍手する中で何かにつまずいて大きく転んで負ったもの。大喝采の観客席が、水を打ったように静まり返ったと伝えられている。
 精密検査の結果はまだ出ていないが、レヴァインは近年、体重の増加が伝えられ、怪我の大きさが心配されており、3月6日のボストン響カーネギー・ホール公演は、マレク・ヤノフスキが代役を務めることになった。また、、シカゴ・フィラデルフィアなど残り4都市ではデイヴィッド・ロバートソンが代役となる。音楽監督を務めているメトロポリタン歌劇場でも、シーズン終わりまでレヴァインによる多くの公演が予定されており、念のために代役を探しているという。

ーーーチケット発売情報ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
東京都交響楽団7月公演〈大野和士指揮、ヴァイオリン庄司紗矢香〉
いよいよ14日(火)から前売り開始
オペラ・バレエ・コンサートのお席選びは
「チケット・クラシック」03−3376−1919へ
送料&発券手数料が無料。コールセンターは24時まで
終演後も開いてます!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

3月 12, 2006 |

2006年3月11日 (土)

新国立劇場「ナチョ・ドゥアトの世界」練習佳境に

 【東京発】ダンサーたちが膝を開いて腰を落とし、深く沈み込んだかと思うと、はじかれたように瞬時に伸び上がるーー。新国立劇場で今月末に公演が行われるコンテンポラリーバレエ公演「ナチョ・ドゥアトの世界」の稽古が佳境を迎えている。新国立劇場では過去に〈ドゥエンデ〉、〈ジャルディ・タンカート〉を取り上げているが、「ナチョ・ドゥアトの世界」は新たに〈ポル・ヴォス・ムエロ〉を加え、3作品を集めたのが特徴。〈ポル・ヴォス・ムエロ〉は日本初演となる。ドゥアトの3つの作品だけの公演は、ドゥアト自身が率いるスペイン国立ダンスカンパニーを除き、世界初の試みとして話題を集めている。
 振付家ドゥアトはスペイン・バレンシアの生まれ。18歳の時、ロンドンのランベール・スクールで本格的にバレエを始め、ブリュッセルのベジャール・ムードラ・スクールを経てニューヨークのアルビン・エイリー・アメリカン・ダンス・センターで学んだ。81年にイリ・キリアンに招かれてネザーランド・ダンスシアターに入団した。ダンサーとして活躍するかたわら振付を手がけはじめ、90年からスペイン国立ダンスカンパニー芸術監督に就任。さまざまな作品を送り出し、コンテンポラリーバレエ界の寵児としてグローバルな活躍を見せている。2000年には国際ダンス連盟よりブノワ賞の振付部門最優秀賞を受賞している。
 日本初演となる〈ポル・ヴォス・ムエロ〉は15〜16世紀のスペインの古楽とガルシラソ・デ・ラ・ベガの韻文からインスピレーションを得て、当時踊られた舞踊や様式の数々が独特の世界観で再構成された作品。ドゥアトの、舞踊そのものへのオマージュともいえる繊細な作品だけに稽古にも熱が入っており、長いスカートをひらめかせて踊る女性ダンサーたちも、その波間に交じって踊る男性陣も、音楽に神経を集中して動きの間合いをとらえている。民族舞踊も採り入れた、クラシックバレエとは少々異なる動きは、かえって新鮮。活力に満ちた群舞あり、情感豊かな男女のデュオあり、コミカルな男性のデュオありと、構成は変化に富み、独創的な振りが目を奪う。加えて使われている15、16世紀のスペインの音楽が何とも魅力的だ。
 「ナチョ・ドゥアトの世界」は、3月23日(木)〜26日(日)の4日間、毎日1回公演される。問い合わせは「チケット・クラシック」03−3376−1919
 
[関連サイト] 新国立劇場http://www.nntt.jac.go.jp/index.html


ーーーーーーーーーーーチケット発売情報ーーーーーーーーーーーーーーーー

東京都交響楽団7月公演〈大野和士指揮、ヴァイオリン庄司紗矢香〉
いよいよ14日(火)から前売り開始
オペラ・バレエ・コンサートのお席は
「チケット・クラシック」03−3376−1919へ
送料&発券手数料が無料。コールセンターは24時まで
終演後も開いてます!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

3月 11, 2006 |

新日本フィル、小澤の代役にアルミンク

 【東京発】小澤征爾が指揮する予定だった新日本フィルハーモニー交響楽団の第401回定期演奏会を、代役として音楽監督のクリスティアン・アルミンクが指揮することになった。指揮する第401回定期演奏会で、5月25日、26日、27日に公演が行われるもの。スメタナの歌劇〈売られた花嫁〉序曲、ブラームスのヴァイオリン協奏曲と交響曲第1番というプログラムで、ヴァイオリンはアラベラ・美歩・シュタインバッハーともに変更はない。小澤は現在、新日本フィルの桂冠名誉指揮者を務めている。

 [関連サイト]新日本フィルhttp://www.njp.or.jp/njp/information/index.html#060310

ーーーーーーーーーーーチケット発売情報ーーーーーーーーーーーーーーーー

東京都交響楽団7月公演〈大野和士指揮、ヴァイオリン庄司紗矢香〉
いよいよ14日(火)から前売り開始
オペラ・バレエ・コンサートのお席は
「チケット・クラシック」03−3376−1919へ
送料&発券手数料が無料。コールセンターは24時まで
終演後も開いてます!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

3月 11, 2006 |

サヴァリッシュが引退を発表

 【ローマ発】世界的な巨匠で日本にもファンの多い、指揮者のヴォルフガング・サヴァリッシュ(83)が指揮活動から引退することが明らかになった。サヴァリッシュはこの5月にローマのサンタチェチーリア国立アカデミー管弦楽団との演奏会をキャンセルしたが、その説明の中で正式な引退を表明しているという。また、フィラデルフィア管弦楽団の演奏会もキャンセルしたが、オーケストラに宛てた自身の手紙で、指揮台にもう戻ってくることはないかもしれないと書いているという。
 サヴァリッシュは1923年、ドイツ・ミュンヘン生まれ。幼少の頃からピアノの学習を始め、楽理、作曲を学び、指揮はハンス・ロスバウト他に師事した。47年にアウグスブルグ市立歌劇場の第一指揮者に就任したのを振り出しに、アーヘン(53ー58)、ヴィスバーデン(58−60)、ケルン(60ー63)といった市立歌劇場の音楽総監督を歴任。57年にはバイロイト音楽祭で開幕公演の〈トリスタンとイゾルデ〉を振り、音楽祭の史上の最年少指揮者としてデビューを飾った。また、71年にミュンヘンのバイエルン州立歌劇場の音楽総監督に就任。82ー93は総監督を務め、ワーグナーやリヒャルト・シュトラウスのオペラ全曲演奏で黄金時代を築いた。
 オーケストラ指揮者としても、ウィーン交響楽団、ハンブルグ・フィル、スイス・ロマンド管弦楽団、フィラデルフィア管弦楽団の首席指揮者や芸術監督を歴任している。日本へは64年にNHK交響楽団に初めて客演した後、67年から93年まで名誉指揮者を務め、94年からは桂冠名誉指揮者を務めるなど、日本との縁は深く長い。また、ピアニストとしての評価も高く、49年のジュネーヴ国際コンクールでヴァイオリンのゲルハルト・ザイツとデュオを組んで第1位を獲得しており、ドイツ・リートの伴奏でも高い評価を得てきた。

ーーーーーーーーーーーチケット発売情報ーーーーーーーーーーーーーーーー

東京都交響楽団7月公演〈大野和士指揮、ヴァイオリン庄司紗矢香〉
いよいよ14日(火)から前売り開始
オペラ・バレエ・コンサートのお席は
「チケット・クラシック」03−3376−1919へ
送料&発券手数料が無料。コールセンターは24時まで
終演後も開いてます!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

3月 11, 2006 |

2006年3月 8日 (水)

イングリッシュ・ナショナル・オペラ次期音楽監督決まる

 【ロンドン発】イングリッシュ・ナショナル・オペラ(ENO)次期音楽監督に、イギリス生まれのエドワード・ガードナー(31)の就任が決まった。ENOでは、オレグ・カエターニの次期音楽監督就任が決まっていたが、6月の就任前に辞任するという前代未聞の事態に陥っていた。
 ガードナーケンブリッジ大学と王立音楽院で学び、ハレ管弦楽団でマーク・エルダーの助手を務めてきた。現在はグラインドボーン・ツァーリング・オペラ音楽監督。ENOには昨年5月、〈コシ・ファン・トゥッテ〉を指揮してデビューしている。正式就任は来年5月からだが、次期音楽監督として、すぐにさまざまな活動を開始するという。
 既にロンドン・フィルやBBC交響楽団、ハレ管弦楽団を指揮した経験を持ち、オペラは昨年のエジンバラ・フェスティヴァルでジョン・アダムスの〈クリングフォファーの死〉、パリではクルト・ヴァイルの〈七つの大罪〉を指揮した。来月はロイヤル・オペラ・リンバリー劇場でモーツァルトの〈牧人の王〉を、8月にはグラインボーンの本舞台で〈フィデリオ〉を振る。

3月 8, 2006 |

第18回「ミュージック・ペンクラブ賞」決定

 【東京発】第18回「ミュージック・ペンクラブ賞」がこのほど決まった。「ミュージック・ペンクラブ賞」は、音楽関係の言論・執筆活動に関わっている音楽評論家、オーディオ評論家、ミュージック・ライター、音楽学者、作曲家、文芸評論家など約200名の会員を擁するミュージック・ペンクラブが発表している年間の音楽賞。「クラシック」、「ポピュラー」、「オーディオ」の三分野があり、その年に公開または発表された音楽界のプロダクツやイベントが対象で、会員全員の自主投票で選定しているのが特徴。選考結果は毎年4月に行われるミュージック・ペンクラブ総会の席で発表される。今年の受賞作は以下の通り。


<録音・録画作品/外国人アーティスト>
●RCAレッド・シール・レジェンダリー・ヴィジョンズ
 今は亡き伝説的な3人の巨匠たち、指揮のトスカニーニ、ヴァイオリンのハイフェッツ、そしてピアノのルービンシュタインの公私に亘るドキュメンタリー・アルバム。DVDとそれに関連する曲を収録したCDの2枚からなっている。
 <1>トスカニーニ〜ザ・マエストロ(完全版)BMG JAPAN/BVBC-31012〜13
 <2>ハイフェッツ・オン・TV(完全版)BMG JAPAN/BVBC-31014〜15
 <3>思い出のルービンシュタインBMG JAPAN/BVBC-31016〜17

<録音・録画作品/日本人アーティスト>
●菊池洋子/モーツァルト・アルバムAVEX/AVCL-25041
 2002年モーツァルト国際コンクールで第1位になって脚光を浴びた菊池洋子のデビュー・アルバム。

<コンサート・パフォーマンス/外国人アーティスト>
●ナポリ・サン・カルロ歌劇場来日公演/ヴェルディ〈ルイザ・ミラー〉
 イタリアの名門ナポリ・サン・カルロ歌劇場が初来日し、〈ルイザ・ミラー〉と〈トロヴァトーレ〉というヴェルディ中期の傑作2作を上演したが、特に音楽面で充実していたのが〈ルイザ・ミラー〉が受賞した。

<コンサート・パフォーマンス/日本人アーティスト>
●びわ湖ホール・プロデュース・オペラ/ヴェルディ〈スティッフェリオ〉
 びわ湖ホールが開館以来、本邦初演のヴェルディ作品をすべて邦人キャストで取り上げてきた〈プロデュース・オペラ〉シリーズの第8弾。ヴェルディの15作目のオペラに当たる〈スティッフェリオ〉を日本初演した。近年初演時の自筆譜が発見され、欧米でも上演が活発化している。

<著作出版物>
●モダニズム変奏曲ーー東アジアの近現代音楽史/石田一志著(朔北社)
 近年アジアの作曲家と作品への関心が国際的に高まっているが、詳細な本格的研究書は極めて少ない。

<オーディオ部門/録音>
●アルミンク&新日本フィル/マーラー交響曲第5番フォンテック/FOCD9222
 現代日本作品の録音で知られるフォンテックは、高水準の音質によってオーディオ専門家の間で強い支持を受けており、このCDは2004年にすみだトリフォニー・ホールで収録されたライブ。

<オーディオ部門/技術>
●ソニー PCM−D1
 ステレオマイクを内蔵し、フラッシュメモリーを用いたメカレス構造で、最上位96kHz/24bitの高音質記録ができる手のひらサイズのデジタルレコーダー。

<特別賞>
●岩城宏之
 NHK交響楽団終身正指揮者、オーケストラ・アンサンブル金沢音楽監督。現代音楽、邦人作品を積極的に演奏し、〈初演魔〉として知られている。特にオーケストラ・アンサンブル金沢ではコンポーザー・イン・レジデンス(座付作曲家)制を敷き、委嘱曲を世界初演することに意欲を燃やす。


3月 8, 2006 |

2006年3月 7日 (火)

【訃報】フリッツ・ライターマイヤー/作曲家、元ウィーン・フィル楽団員

 【ウィーン発】作曲家で元ウィーン・フィル楽団員のフリッツ・ライターマイヤーが2月8日、長年の闘病生活の末に亡くなっていたことが発表された。80歳だった。ライターマイヤーは1925年、ヴァイオリニストのフリードリッヒ・ライターマイヤーの息子としてウィーンに生まれた。ウィーン国立音楽アカデミー(現ウィーン国立音大)でヴァイオリンをマイレッカーとボスコフスキに学んだ後、43年に国立歌劇場管弦楽団、ウィーン・フィルとに入団した。
 名ヴァイオリニストとして活躍した他、ヴァイスゲルバー四重奏団、サモヒル四重奏団、ホーフムジークカペーレ団員として第2ヴァイオリンを務めた。また、40年から作曲を始め、その活動に対して、オーストリア国家勲章、ウィーン・フィルハーモニー名誉リング、オーストリア学術・文化名誉十字勲章、ウィーン市功労賞、ウィーン市栄誉銀メダル等を受賞している。

3月 7, 2006 |

2006年3月 6日 (月)

早稲田大学交響楽団がベルリン公演

 【ベルリン発】早稲田大学のオーケストラである早稲田大学交響楽団が3月5日、ベルリンのフィルハーモニー大ホールでマチネコンサートを行った。ヨーロッパ公演は11回目となるが、ベルリンでのコンサートは8回目。ベルリンは同交響楽団が1978年に国際青少年オーケストラ大会でカラヤン金賞を受賞したゆかりの地で、ベルリンフィルと早稲田大学交響楽団の交流が始まって40周年になることから、それを記念するコンサートともなった。演奏されたのは、リヒァルト・シュトラウス、サン=サーンス、石井眞木の作品。指揮は、NHK交響楽団の元コントラバス奏者の田中雅彦。

3月 6, 2006 |

足でスイッチ。「電子譜面」が登場

 【川崎発】17インチの液晶モニターに楽譜が映し出される「電子譜面」が開発され、このほどミューザ川崎シンフォニーホールで東京交響楽団のメンバーによって公開デモンストレーションが行われた。足でスイッチを押すと画面上の譜面がめくれるようになっており、プロの演奏家のほか、音楽教室や教育現場での導入も期待されている。また、 無線LANで楽譜を取り込める機能もあり、50台で3000万円ほど。開発したのは東芝プラントシステムで「カラオケのクラシック版と思ってもらえれば」と話している。

3月 6, 2006 |

2006年3月 5日 (日)

曽我大介が東京ニューシティ管の首席指揮者に

 【東京発】指揮者の曽我大介が4月から、東京ニューシティ管弦楽団の首席指揮者に就任することが発表された。就任後最初の定期演奏会(4月18日・東京芸術劇場)では、「永遠のロメオとジュリエット」と題し、チャイコフスキー、グノー、プロコフィエフらの〈ロミオとジュリエット〉を特集する。また、同時に曽我自身が同じテーマで作曲した曲も初演されるという。
 東京ニューシティ管弦楽団は1990年、音楽監督・常任指揮者に内藤彰を擁して設立されたオーケストラ。定期演奏会の他、名曲コンサート、オペラ・バレエとの共演、音楽鑑賞教室、レコーディングなど幅広く活躍。年間5回行われている定期演奏会では、ブライトコップ新版による、古典奏法も加味したベートーヴェン交響曲チクルスの他、新しく発見されたブルックナーの楽譜などを使った演奏に取り組み、注目を集めている。

[関連サイト]
東京ニューシティ管弦楽団
http://www2.plala.or.jp/newcity/top.page.htm

3月 5, 2006 |

2006年3月 4日 (土)

タキシードだけがクラシックじゃない!?

 【東京発】タキシードだけがクラシックじゃない!?ーー。恵比寿ガーデンホールに2日、春らしいオフ・ホワイトの花が咲いた。衣料メーカー大手のユニクロと東京都交響楽団のコラボレーションによって実現したもので、ファッションショー&コンサートが関係者向けに開催され、ユニクロの新定番ボトム「チノ&カーゴパンツ」のプロモーションが行われた。同社代表取締役会長兼CEOの柳井正氏も参加。梅田俊明指揮の都響は、チャイコフスキー:弦楽セレナーデ〜ワルツほか6曲をカジュアルなステージ衣装で爽やかに公演、カラフルなファッションショーを盛り上げた。

[関連リンク] 
ユニクロ http://www.uniqlo.com/
東京都交響楽団 http://www.tmso.or.jp/

3月 4, 2006 |

2006年3月 3日 (金)

ENOに朗報

 【ロンドン発】経営陣のつまずきが続いているイングリッシュ・ナショナル・オペラ(ENO)に朗報がもたらされた。2月27日に発表になったローレンス・オリヴィエ賞のオペラ部門で、去年秋に上演されたアンソニー・ミンゲラ演出の「マダム・バタフライ」が新演出賞を受賞した。また、ENOの〈ビリー・バッド〉で体操選手並の動きを見せ、さらにはロイヤル・オペラの〈1984年〉で白熱の演技で熱唱したサイモン・キーンリサイドにオペラ殊勲賞が贈られた。

3月 3, 2006 |

2006年3月 2日 (木)

前代未聞。プーチン大統領がショスタコーヴィチ生誕記念行事の指示

 【モスクワ発】ロシアのプーチン大統領が2月14日、今年が生誕100年を迎える作曲家のショスタコーヴィチについて、祝賀行事を行うよう大統領令を出した。祝賀のための委員会の組織と催しの計画準備を政府に命じたものだが、大統領が作曲家の記念行事について具体的な命令を出すのは前代未聞と国民を驚かせている。
 一方、アゼルバイジャンの首都バクーでは20日から25日まで、地元出身のチェリストで指揮者のムスティスラフ・ロストロポーヴィチが、ショスタコーヴィチ生誕記念祭を開催した。彼自身がモスクワ・フィルを指揮して交響曲第1番と第10番、ヴァイオリン協奏曲第1番(トレチャコフ独奏)、歌劇〈ムツェンスクのマクベス夫人〉から2つのアリアと5つの間奏曲(オクサーナ・ディーカ独唱)を取り上げ、ボロディン四重奏団が弦楽四重奏曲を演奏した。 また、アゼルバイジャン出身でショスタコーヴィチの愛弟子でもあったふたりの作曲家、カラ=カラーエフとガジーエフの作品によるコンサート、「ショスタコーヴィチと現代」と題されたシンポジウムも同時に行われている。

3月 2, 2006 |

2006年3月 1日 (水)

「BBCプロムス」が作曲コンクール

 【ロンドン発】ロンドンの夏の音楽祭「BBCプロムス」と英国の有力紙「ガーディアン」がこのほど、第8回作曲コンクールの要項を発表した。コンクールは12歳から18歳までの青少年を対象としたもので、16歳までと17歳以上の2つのグループに分かれて選考される。入賞者たちは「BBCプロムス」に招待され、優勝曲が演奏される。
 使用する楽器は民族楽器から電子楽器までどのような楽器を使っても構わない。演奏時間は5分以内。去年の応募者は700人だった。
 締め切りは5月26日。7月19日にはイギリス現代作曲界の大御所の一人、サー・ピーター・マックスウェル・デイヴィスを囲んでパーティが開かれる。また、8月11日には応募者全員が参加できるジョン・アダムスとの〈創作意欲の日〉が設けられている。

3月 1, 2006 |