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2006年1月31日 (火)

五嶋みどりの財団で職員がスト

【ニューヨーク発】五嶋みどりの財団「ミドリ&フレンズ」で、職員のストライクが続いている。同財団はニューヨーク市近郊の公立学校に音楽教師を派遣、予算削減のため学校から消えつつある音楽教育を補う活動を続けて評価されている団体だが、今年になって教師組合との賃金交渉が難航、1月19日より組合所属教師がストライキに突入した。
 組合側が主張しているのは、初任給の低さ、年金基金への支払いが初年度はない、という点。財団が支払う初年度時給40ドルというのは、一般的にみて決して低額ではないが、組合側は、教師は一日数時間しかクラスを与えられないこともあるため、生活のためには別に仕事を持たなくてはならない、遠方に派遣された場合は通勤時間でロスすることを考慮すると現在の時給は決して高くないーーと主張している。

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【チケット券売情報】
ローマ歌劇場日本公演、特別先行予約2月4日(土)スタート
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1月 31, 2006 |

2006年1月30日 (月)

バレンボイムにジーメンス音楽賞

 【ベルリン発】指揮者でピアニストのダニエル・バレンボイム(63)に2006年のジーメンス音楽賞が授与されることになった。バレンボイムはモーツァルト生誕250年後の誕生日である1月27日、本拠地のベルリン州立歌劇場で特別コンサートを指揮する予定だったが、開演30分前に倒れ、緊急入院している。
 ジーメンス音楽賞は、「音楽のノーベル賞」ともいわれ、クラシック音楽界最高の賞の一つ。スイス・ツークにあるエルンスト・フォン・ジーメンス財団の委託で、ドイツのバイエルン芸術アカデミーによって授与される。指揮者では、ヘルベルト・フォン・カラヤン(1977年)のほか、最近ではニコラウス・アーノンクール(2002年)が受賞している。
 関係者によれば、賞金の15万ユーロ(約2100万円)は、3分の2がベルリン国立オペラの建物の修復、残りがバレンボイムが子どもの音楽教育を振興するために設立したバレンポイム音楽教育財団に寄付されるという。

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1月 30, 2006 |

2006年1月29日 (日)

指揮者のバレンボイムが緊急入院

 【ベルリン発】指揮者のダニエル・バレンボイム(63)が27日夜、心臓発作で緊急入院した。モーツァルトの誕生日である1月27日には、本拠地のベルリン州立歌劇場でモーツァルトの生誕250年記念するコンサートを指揮する予定だったが、コンサート開始30分前に緊急入院し、コンサート指揮は彼のアシスタント、ジュリアン・サレムクールが引き受け無事終わっている。ベルリン州立歌劇場のペーター・ムスバッハ総監督、「バレンボイムの病状の詳細は不明だ。みんな心配している。ただし、命にかかわることではないようだ」と語っている。

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1月 29, 2006 |

民族バレエの巨匠モイセーエフ100歳の誕生日

【モスクワ発】モイセーエフ・バレエ団の創設者にして振付家イーゴリ・モイセーエフが21日、100歳の誕生日を迎えた。ショスタコーヴィチと同じ年に生まれた彼は、1924年から15年間ボリショイ劇場でダンサーとして働いた後、36年に設立された民族アンサンブルを組織。各地の伝統舞踊を様式化して、ひとつのバレエ・ジャンルに創りあげた。彼は100歳の現在も引退せず、同団のリーダーを務めている。
 誕生日の当日には、彼のドキュメンタリー番組がロシア全土に放映され、生誕を祝うコンサートがクレムリン宮殿で開催され、ミラノ・スカラ座、ウィーン国立歌劇場から訪れたゲスト、さらにフラメンコ・ダンサーや彼自身のバレエ団も彼に踊りを捧げた。プーチン大統領とモスクワ市長も彼のもとへ出向いて祝辞を述べた。
 25、26日にもチャイコフスキー・ホールで、モイセーエフも臨席して、合唱、民族舞踊、バレエ、オペラ歌手、役者による大規模な祝賀コンサートが行われた。

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1月 29, 2006 |

2006年1月28日 (土)

ベルリン州立歌劇場も生誕250年の記念演奏会

【ベルリン発】ベルリン州立歌劇場がモーツァルトの誕生日の27日、音楽総監督のダニエル・バレンボイムの指揮で8時から2部に分け、生誕250周年記念演奏会を開く。演奏会はドイツの文化的番組を主として取り上げている「arte」によって中継される。
 コンサートにはバリトンのトーマス・クヴァストホフ、ソプラノのシルヴィア・シュワルツ、ヴァイオリンのニコレイ・ズナイダーが出演。クヴァストホフは〈ドン・ジョヴァンニ〉のレポレロのアリア、シュワルツとの「魔笛」のパパゲーノとパパゲーナの二重唱やコンサートアリアなどを披露し、ズナイダーはヴァイオリン協奏曲第5番イ長調を演奏する。

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1月 28, 2006 |

モーツァルトを24時間放送

【ウィーン発】モーツァルト生誕250周年を迎えた1月27日、オーストリアのテレビ局「TW1」が午前8時から翌朝まで、モーツァルト関係の番組を24時間ぶち抜きで放送した。モーツァルトのザルツブルクの生家での〈セレナーデ〉の演奏の映像に始まり、ニュース仕立ての〈モーツァルト・ニュース〉なる5分ずつ3回入るスタイル。
 中でも圧巻は何と言っても、リッカルド・ムーティ指揮ウィーン・フィルによるレクイエムのライブ。ザルツブルクの「モーツァルト週間」の演奏会だが、モーツァルトの誕生の時間に合わせて7時10分から放映された。
 また、ウィーンからはシュテファン寺院でウィーン放送交響楽団とウィーン少年合唱団による宗教曲を生中継。プラハからはチェコ・フィルといった具合に、衛星放送で結んで、べルリン、ウィーン、ザルツブルク、プラハ、ペキンからの生中継が30カ国に放映された。
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1月 28, 2006 |

エーリッヒ・クライバー没後50年

【ベルリン発】モーツァルトの生誕250年の当日である1月27日、20世紀中葉のカリスマ指揮者、カルロス・クライバーの父親、エーリッヒ・クライバーの没後50年を迎えた。エーリッヒは1956年1月27日、チューリヒで亡くなっている。死の1週間前にはケルンで、ケルン放送交響楽団(現WDR響)を指揮していた。
 エーリッヒは1890年、ウィーンの生まれ。プラハでヴァイオリンと作曲を勉強した後、ヴッパータール、デュッセルドルフ、マンハイムなどのドイツ国内の歌劇場を経て、23年に33歳の若さでベルリン国立歌劇場の音楽総監督(GMD)に就任した。在任中、ベルクの歌劇〈ヴォツェック〉などの世界初演を指揮したが、34年に当時のナチス政権が歌劇〈ルル〉の世界初演を禁じた後、ベルリンを去り、37年にブエノスアイレスに移った。
 第2次大戦後、ヨーロッパに復帰。54年にはベルリン国立歌劇場音楽総監督(GMD)のポストに復帰したが、旧東ドイツ政治体制と相容れず、1年で辞任している。

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1月 28, 2006 |

2006年1月27日 (金)

「宮崎国際音楽祭」、今年は5月4日から

【東京発】今年2006年で11回目を迎える「宮崎国際音楽祭」が詳細が決まり、東京・銀座の三笠会館で26日、記者発表が行われた。今年はゴールデン・ウィーク中の5月4日から19日まで開催され、毎年恒例のオーケストラや室内楽によるコンサートのほか、市内で行われる「ストリート演奏会」、日本・中国・韓国の若手演奏家を対象とした室内楽の講習会、県内の小学生を対象とする「子供のための音楽会」などが行われる。
 今年も芸術監督のシャルル・デュトワ氏がオーケストラ・コンサートを指揮するほか、前回に引き続き、宮崎県民による合唱団も出演する。また、ジュリアード弦楽四重奏団、ハープの吉野直子氏やピアノの横山幸雄氏など、内外の著名な演奏家が出演。今年没後10年を迎える故武満徹の室内楽作品を集めたコンサートもある。
 宮崎県芸術劇場理事長の青木賢児氏によると、昨年秋、宮崎県は台風14号によって天文学的な損害を受けたことで財政的に逼迫しており、それに国の進めている指定管理者制度の導入によってホールの運営が思うにまかせなくなったが、県のさまざまな企業、個人、音楽家たちが支えてくれ、「県民の支える音楽祭」という理想的な形が生まれてきそうだとのこと。また、「サテライトコンサート」は日向市で行われることになった。

[関連サイト] 宮崎国際音楽祭
http://www.miyazaki-mf.jp/

【チケット発売情報】
バーバラ・ヘンドリックスの日本公演、きょうから発売
お求めはチケット・クラシック03−3376−1919へ
コールセンターは24時まで営業。

1月 27, 2006 |

2006年1月26日 (木)

広上淳一が米国コロンバス交響楽団の音楽監督に

【コロンバス発】指揮者の広上淳一(47)がこの秋から、米国オハイオ州の州都にあるコロンバス交響楽団の第7代音楽監督に就任することになった。契約は2006/07シーズンからの3年間で、広上にとって、アメリカでポストを持つのは初めて。初年度は7週間、次年度からは10週間、指揮をすることになる。
 コロンバス響では3年にわたって音楽監督を探していたが、広上は昨年5月に初めて客演、さらに9月にも再び招かれ、22人の候補者の中から音楽監督に選ばれた。来月2月も17日、18日、19日の3日間、本拠地のオハイオ・シアターでの定期演奏会を指揮することが決まっており、ドヴォルザーク〈謝肉祭〉序曲、サン=サーンスのピアノ協奏曲第2番、ベートーヴェンの交響曲第5番を振る。

[関連サイト]コロンバス交響楽団http://www.columbussymphony.com/

1月 26, 2006 |

2006年1月25日 (水)

パリ・オペラ座モルティエ総裁迎えてシンポ

【東京発】昭和音楽大学オペラ研究所が2月18日、パリ・オペラ座のジェラール・モルティエ総裁を迎えて、特別講演会を行うことになった。会場は東京・上野の東京国立博物館・平成館大講堂。第1部「西洋のオペラ芸術〜愛と死、そして歌」、第2部「モーツァルトが照射するもの」と題して、午後5時から9時まで行われる(フランス語逐次通訳付)。 講師のモルティエ氏はベルギーの生まれ。ベルギー王立モネ劇場総裁、ザルツブルク音楽祭の総裁を歴任した後、2004年からパリ・オペラ座の総裁を務め、ヨーロッパ・オペラ界の中心人物としてその活動が注目を集めている。
 参加費は無料で、定員は350名。聴講希望者は2月1日までに、<1>氏名<2>住所<3>電話番号<4>FAX番号<5>E-Mailアドレス<6>勤務先または学校名をご記入の上、昭和音楽大学オペラ研究所までFAXかE-Mail、またはハガキで申し込む。昭和音楽大学オペラ研究所は<TEL>044-953-1230<FAX>044-953-6580<E-mail>opera@tosei-showa-music.ac.jp<URL>http://www.tosei-showa-music.ac.jp

1月 25, 2006 |

2006年1月24日 (火)

来年のモーツァルト週間

【ザルツブルク発】モーツァルトの生誕日に合わせて毎年開催されている、ザルツブルクの冬の音楽祭「モーツァルト週間」。今年も間もなく幕を開けるが、それに先立って来年2007年の音楽祭の概要が発表された。期間は1月26日〜2月4日で、期間中に演奏会は20公演が行われる。
 オープニングを飾るのは、モーツァルト編曲のヘンデル〈メサイア〉。カメラータ・ザルツブルクをアダム・フィッシャーが指揮する。期間中に3回行われるウィーン・フィルの演奏会は、ピエール・ブーレーズ、クリスティアン・ティーレマン、ダニエレ・ガッティが指揮する。
 一方、今年も大活躍のニコラウス・アーノンクールは2007年、手兵のコンセントゥス・ムジクスを指揮して、〈救われしベトゥーリア〉を演奏会形式で上演することになっている。

1月 24, 2006 |

2006年1月23日 (月)

ENOに明るいニュース

【ロンドン発】 イギリス版トニー賞に当たる「ローレンス・オリヴィエ賞」の2部門にこのほど、イングリッシュ・ナショナル・オペラ(ENO)のプロダクションがノミネートされた。上層部のゴタゴタ、辞任が相次ぐ中で、ENOにとっては久々に明るい話題。芸術監督のジョン・ベリーは「一般大衆と評論家の両方から高い支持を得た作品がノミネートされたことに満足している」と述べている。
 「ローレンス・オリヴィエ賞」は前年1年間にロンドンで上演された、演劇、オペラ、バレエ、ミュージカルを対象にしたもので、1976年に「ウェスト・エンド劇場協会賞」として創立され、84年から名優ローレンス・オリヴィエを記念して現在の名前に代わった。今年は2月26日にヒルトン・ホテルでの盛大なセレモニーの席上で発表される。
 ノミネートされたのは「ベスト・ニュー・オペラ・プロダクション部門=新演出賞」と「アウトスタンディング・アチーブメント・イン・オペラ部門=殊勲賞」。新演出賞には〈皇帝ティトの慈悲〉、〈オン・ザ・タウン=邦題は「踊る大紐育〉、〈マダム・バタフライ〉、〈ビリー・バッド〉がノミネートされた。また、殊勲賞には〈ティトの慈悲〉でセストを演じたセーラ・コノリィ、演出のデイヴィッド・マクヴィカー、〈マダム・バタフライ〉を演出したアンソニー・ミンゲラ、〈ビリー・バッド〉でタイトル・ロールを演じたサイモン・キーンリィサイドが選出されている。 

1月 23, 2006 |

2006年1月22日 (日)

モーツァルトの楽譜が原型に戻る

 【ロンドン発】大英図書館がこのほど、モーツァルトの自筆府を購入した。購入したのは、表にピアノ協奏曲用のカデンツァが2曲、裏に弦楽四重奏曲K168の第3楽章が書かれていた楽譜の上半分。下半分は大英図書館が1953年に買い取っており、今回ようやく上下が繋がった。それを記念して、図書館では「モーツァルト音楽日記」展示会が1月14日より始まった。展示会は4月10日まで。
 モーツァルト未亡人となったコンスタンツァは、夫の死後も借金の精算に追われ、モーツァルト自筆の楽譜を切り売りしていた。夫の死後44年目に1枚の楽譜を上下2枚に切り分け、上半分はダルムスタットの音楽家に、下半分はバヴァリアの役人に売った。
 この楽譜の表にはピアノ協奏曲用のカデンツァが2曲書かれており、上半分はイグナツ・フォン・ベーカという作曲家の協奏曲のためのもの、下半分がモーツァルトが11歳の時に作曲した協奏曲第3番のためのものだった。一方、裏は弦楽四重奏曲K168の第3楽章。K168はウィーン四重奏曲として知られる6曲のうちの第1曲で、売られた時にヴァイオリンパートとヴィオラ、チェロパートが切り離されてしまうことになった。

1月 22, 2006 |

2006年1月21日 (土)

杉浦千畝を題材にしたオペラを世界初演

 【東京発】第二次大戦下、リトアニアの総領事代理として、日本通過のためのビザを発行し、六千人ものユダヤ人らポーランド避難民の命を救った杉浦千畝。その物語を元にして、作家の辻井喬が台本を書き、主催である神奈川文化芸術財団の芸術総監督も務める一柳慧が作曲したオペラ〈愛の白夜〉が制作されることになった。その記者発表が20日、東京・渋谷のエクセルホテル東急で行われた。〈愛の白夜〉は2月24日(金)、26日(日)の両日、神奈川県民ホールで世界初演される。
 この日の会見には辻井氏、一柳氏をはじめ、指揮の外山雄三氏が出席。台本の辻井氏が「耳で聞いてわかる日本語で書かなければと胆に命じた」と述べると、作曲の一柳氏は日本語のテキストの問題について「はっきりと聞き取れるよう、低めの音を使って書いた」と答えた。また、外山氏は「これは一柳先生が、3年かかって完成したもので、音にこだわっており、声が聞きやすいように、歌のところではオーケストラが厚くならないようになっている」と作品について語っている。

[関連サイト] 神奈川県民ホール「愛の白夜公式サイト」
http://www.kanagawa-kenminhall.com/ainobyakuya/index.html

1月 21, 2006 |

武満徹の没後10年記念企画が東京オペラシティで

 【東京発】作曲家の故・武満徹(1930-96)の没後10年に当たる今年、東京オペラシティ文化財団が音楽と美術の共同プロジェクト「武満徹−Visions in Time」を開催することになった。「武満徹−Visions in Time」は、1つの展覧会と3つのコンサートによる構成。東京オペラシティアートギャラリーで行われる「武満徹−Visions in Time」展=4月9日〜6月18日、バッハ・コレギウム・ジャパンの〈マタイ受難曲〉=4月14日、オーケストラ・コンサート「武満徹の宇宙」=5月28日、武満徹トリビュート・コンサート《SOULTAKEMITSU》=6月18日で構成される。
 19日には東京・有楽町の東京會舘で同財団のミュージック・ディレクターの作曲家・池辺晋一郎氏、武満氏の娘で企画協力を手がける真樹氏らが参加して記者会見が行われ、会見で池辺氏は「クラシック音楽は堅苦しいものだと良く言われるが、武満さんは気さくで人なつこい先輩」と述べた。また、オーケストラ・コンサートを指揮する岩城宏之氏も会場に顔を見せ、「武満さんの速度表記など、作曲家の最終的な指示が印刷されていないので、彼が生前指示してものはすべて直しておいてほしい」と楽譜会社に苦言も交えつつ挨拶をした。

[関連サイト] 東京オペラシティ文化財団
http://www.operacity.jp/

1月 21, 2006 |

2006年1月20日 (金)

金井喜久子のピアノ曲全集録音が完了

 【東京発】沖縄・宮古島出身で、女性として日本で初めて交響曲を作曲した、故・金井喜久子(1906-86)のピアノ曲全集の録音が、昨年の11月4日と1月13日の両日、東京・江戸川橋にあるキングレコード・関口台スタジオで行われた。金井の生誕100年を記念して行われたもので、沖縄音楽の普及に務めたという金井の、未発表曲も含めたすべてのピアノ曲が録音された。
 金井喜久子は、沖縄の高等女学校を卒後後、音楽を志して上京、東京音楽学校(現東京藝術大学)で作曲を学んだ。今回のピアノは、作曲家と同じ沖縄県出身の女性ピアニスト、高良仁美氏が担当。「沖縄のリズムは同じ沖縄出身の人でなければうまくいかない」という、キングインターナショナルの宮山幸久プロデューサーの意見により高良氏の起用となった。発売は今年中に行われる。

[関連サイト] キングインターナショナル
http://www.kingrecords.co.jp/kinginter/index.htm

1月 20, 2006 |

2006年1月19日 (木)

[お詫びと訂正]

最新号の「チケット・クラシック」2月号の記事の中で、演奏会の日程に間違いがありました。間違いがあったのは、すみだトリフォニーホールで行われるオーケストラ・アンサンブル金沢の公演です。誌面では開催日が2月27日となっていましたが、正しくは1月27日の誤りでした。お客様、ならびに関係各位にお詫びして訂正させて頂ます。

1月 19, 2006 |

モーツァルトに捧げる作曲も募集。音楽祭「クレムリンのクリスマス」

【モスクワ発】音楽祭「クレムリンのクリスマス」が12月14日から1月24日まで、モスクワのクレムリン博物館で行われている。指揮者ミーシャ・ラフレフスキー率いるクレムリン室内管弦楽団が中心になったものでさまざまな曲に混じって、2000年にボローニャで発見されたロッシーニの〈ファゴット協奏曲〉、譚盾、三木稔、ダニエル・シュナイダーらの琵琶とオーケストラのための協奏作品などが期間内に演奏される。
 今回はモーツァルトに捧げる、作曲コンクールが同時に行われているのが特徴。室内管弦楽編成によること、演奏時間が生誕250年に合わせて250秒であること、応募者にコンクール入賞暦がないことが条件で、最優秀作品はモーツァルトの誕生日に当たる今月27日に演奏される。音楽祭のチケットでは、現金意外に新しい本やおもしゃなども入場料の代わりとして認められており、闘病中の子供たちへプレゼントされた。


【チケット発売情報】
チケット情報満載の「チケット・クラシック」2月号が完成しました。
レコードショップなどで配布中です。
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1月 19, 2006 |

2006年1月18日 (水)

小澤、2月の〈フィデリオ〉もキャンセル

【ウィーン発】ウィーン国立歌劇場は18日、音楽監督の小澤征爾が2月の〈フィデリオ〉の公演についても降板することになった、と発表した。代役はバルセロナのリセオ劇場の首席指揮者で、フランクフルト・オペラの音楽総監督に内定しているセバスチアン・ヴァイグルで、2月3日、6日、13日のすべてを指揮する。

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1月 18, 2006 |

2006年1月17日 (火)

病気降板の小沢、帰国して検査入院

【東京発】ウィーンで27日の公演をキャンセルした小沢征爾が17日に帰国、都内の病院へ入院することになった。小澤はモーツァルト生誕250年の今年、ウィーンのアン・デア・ウィーン劇場で歌劇〈イドメネオ〉を27日から振ることになっていた。関係者などによると、過労などで昨年末から風邪をこじらせ、気管支炎にかかっているという。

1月 17, 2006 |

ENOで次期音楽監督が就任を辞退

【ロンドン発】去年11月の芸術監督兼総支配人ドーラン氏の辞任に続き、年末には理事長も辞任という緊急事態に追い込まれたイングリッシュ・ナショナル・オペラ(ENO)で、今度は次期音楽監督に予定されていたオレグ・カエターニが就任を辞退することになった。6月の就任前に辞任するというのは前代未聞。
 カエターニはロシアとイタリアの血を引き、レニングラード音楽院の名教師イリヤ・ムーシンの生徒の一人で、現在はメルボルン交響楽団の首席指揮者。ENOでは2002年に〈ホヴァンシチナ〉の指揮を行っており、3月には〈恋に落ちたサー・ジョン〉を指揮することになっている。カエターニを次期音楽監督に任命したのはドーラン氏で、その発表と同時に疑惑の声が上がっていた。

1月 17, 2006 |

指揮者の岩城宏之に2005年度の「朝日賞」

【東京発】2005年度の朝日賞が決まった。選ばれたのは5氏で、音楽界からは指揮者の岩城宏之が選ばれた。贈呈式は27日に東京・日比谷の帝国ホテルで行われ、正賞のブロンズ像と副賞(1件500万円)を贈呈される。
 朝日賞は1929年、朝日新聞社が創刊50周年を記念して創設したもの。人文や自然科学など、わが国のさまざまな分野において傑出した業績をあげ、文化、社会の発展、向上に多大な貢献をした個人、または団体に贈られてきた。選考は各界からの推薦を受け、朝日新聞文化財団と朝日新聞社の選考委員会(委員長=秋山耿太郎同財団理事長・朝日新聞社長)が行っている。

●作家:林京子(はやし・きょうこ)
「林京子全集」全8巻に至る、文学活動の業績
 
●指揮者:岩城宏之(いわき・ひろゆき)
 内外の活発な指揮活動で日本の現代音楽作品を幅広く紹介した功績
 
●俳優・演出家:小沢昭一(おざわ・しょういち)
 俳優としての業績、及び日本の大道芸、放浪芸を記録・再評価した功績
 
●北海道大学COE特任教授:蔵本由紀(くらもと・よしき)
 同期現象などをめぐる非線形科学の先駆的研究
 
●大阪大学微生物病研究所教授:審良静男(あきら・しずお)
 自然免疫における病原体認識の研究


【チケット発売情報】
新国立劇場3月公演〈運命の力〉
15日(日)から絶賛発売中!
予約は「チケット・クラシック」03−3376−1919へ
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1月 17, 2006 |

2006年1月16日 (月)

小澤征爾が〈イドメネオ〉の指揮をキャンセル

【ウィーン発】1月27日にアン・デア・ウィーン劇場で上演されるモーツァルトの歌劇〈イドメネオ〉の指揮を、小澤征爾がキャンセルすることになった。病気のため、指揮を断念すると発表されている。代役はペーター・シュナイダー。シュナイダーは1997年にウィーン国立歌劇場で指揮した経験を持ち、ミュンヘンのバイエルン州立歌劇場でも〈イドメネオ〉の音楽校訂版の上演に取り掛かっていた。
 今回の〈イドメネオ〉は、モーツァルトの誕生日である1月27日に初日を迎え、生誕250周年という記念の年を華々しく飾るイベントとして注目されていた。小澤は14日の練習後、体調を崩したらしい。また、演出のビリー・デッカーも病気となり、助手のカリン・ヴォイコヴィチュが練習から上演まで担当する事態となっている。

1月 16, 2006 |

2006年1月15日 (日)

マンチェスターでショスタコーヴィッチ・フェスティヴァル

 【マンチェスター発】マンチェスターに本拠を置くハレ管弦楽団とBBCフィルハーモニックが14日から、今年で生誕100年を迎えるショスタコーヴィッチにスポットを当てた音楽祭を共同でスタートさせた。名付けて「ショスタコーヴィッチと彼のヒーロー達」。14日から2月28日までの間に合計12回のコンサートが行われる。BBCフィルとハレ管はともに、1996年に完成した2300席のブリッジウォーター・ホールをホーム・グラウンドとしているが、今回初めて共同企画が実現した。
 演奏会の内訳は、BBCフィルが6回、ハレ管が5回、そしてノーザン・シンフォニアが1回。ショスタコーヴィッチの15曲の交響曲全曲演奏はもちろん、ショスタコーヴィッチのヒーロー達ーーブリテン、マーラー、ベートーヴェン、バッハ、レハール、オッフェンバック、ストラヴィンスキー、プロコフィエフーーの作品が演奏される。演奏会の指揮はヴァシリー・シナイスキー、ジャナンドレア・ノセダ、スタニスラフ・スコロヴァチェスキー、マーク・エルダー他。
 また、マンチェスターでは12日から15日まで、ロイヤル・ノーザン・カレッジ・オブ・ミュージックが「ショスタコーヴィッチと同志達」のテーマで弦楽四重奏全曲演奏会を開いている。「同志達」とはショスタコーヴィッチと同時代のシュニトケやグーバイドリナなど約30人のソ連の作曲家たち。主にサンクト・ペテルブルグ四重奏団が演奏するが、午前9時のレクチャーから、夜10時始まりのコンサートまで、マスタークラスやワークショップなども含め、毎日10個のプログラムが組まれている。日曜日は午前8時から、学校内でロシア正教会の礼拝の時にショスタコーヴィッチのプレリュードとフーガが演奏される。

1月 15, 2006 |

ゼンパー・オーパーで舞踏会が67年ぶりに復活

【ドレスデン発】ドレスデンのゼンパー・オーパー(ザクセン州立歌劇場)で13日、67年ぶりに復活した「オーパン・バル(舞踏会)」が開かれた。ドレスデン市は今年市制800年を祝うが、それに合わせたもの。ゼンパー・オーパーの建物前の広場には巨大なスクリーンを設置され、舞踏会の模様が同時中継された。
 舞踏会に参加したのは約2000人。地元のザクセン州をはじめ、ドイツ国内、そしてヨーロッパ中から人々が集まり、歌劇場の管弦楽団やバレエ団など、参加した音楽家やアンサンブルは20を越え、女優のゼンタ・ベルガーが司会した。舞踏会のチケット料金は最低120ユーロ(約1万6千500円)で、舞踏会の復活にはビール会社やホテルなどがスポンサーになって協力している。
 その一方、ジェネレーション・ギャップを埋めるものとして、MDR中部ドイツ放送主催では「JUMP−DELUX」というディスコ大パーティーも開かれている。

 [関連サイト]www.semperopernball.de

1月 15, 2006 |

リヒターのDVDを一挙5点発売

【東京発】戦後のバロック音楽演奏の草分けとして知られる故カール・リヒター。2006年が生誕80年と没後25年を迎えるのを記念して、彼の演奏を収めたDVD5点が、ドイツ・グラモフォンから1月末に発売されることになった。いづれも、手兵だったミュンヘン・バッハ管弦楽団&合唱団が演奏している。

●バッハ:マタイ受難曲(2DVD)
 1971年5月、ミュンヘンのバヴァリア・スタジオで収録。ユニテルが制作した映像で、以前ビクターからVHSとVHDという方式で発売されたことがあったが、その後、LDでは発売されることがなかったもの。
 [出演]ペーター・シュライヤー(福音史家)エルンスト・ゲロルト・シュラム(イエス)、他

●バッハ:ロ短調ミサ
 巨匠リヒターが渾身の力を込めて振りきった、尋常ならざる精神力を湛えた演奏として評価が高い。来日公演から4ヵ月後の1969年9月、クロスター教会で収録された映像。
 [出演]グンドゥラ・ヤノヴィッツ、ヘルマン・プライ、他

●バッハ:ヨハネ受難曲
 収録は1970年9月、クロスター教会。バッハの録音を数多く手掛けてきた、巨匠リヒターによるヨハネ受難曲の初DVD。
 [出演]ヘレン・ドナート、ペーター・シュライアー、他

●バッハ:ブランデンブルク協奏曲全曲
 収録は1970年4月、ミュンヘンのシュライスハイム城。「ブランデンブルク協奏曲」の代名詞的名盤で、DVDは初リリース。


【チケット発売情報】
きょう15日(日)から、新国立劇場3月公演〈運命の力〉前売り発売開始
予約は「チケット・クラシック」03−3376−1919へ
コールセンターは24時まで営業

1月 15, 2006 |

2006年1月14日 (土)

エルガーって誰?

【ロンドン発】衛星テレビ・チャンネルのアーツ・ワールドのアンケート調査で、母国の作曲家エドワード・エルガーがイギリス人であることを知らない人が多いことが分かった。アンケート調査はイギリスに住む1183人を対象に行ったもので、半数以上がイギリス人であるとは思っていなかった。
 また、調査に答えた人の3分の1は、去年1年間にクラシック・コンサートに少なくとも1回は足を運んでいると答えているが、25パーセントの人はベートーヴェンの名前が答えられなかった。イギリスの義務教育では音楽が低く扱われているが、3分の2以上の人が「クラシック音楽をもっと学校で教えるべき」と答えている。

【チケット発売情報】
15日(日)から、新国立劇場3月公演〈運命の力〉前売り発売開始
予約は「チケット・クラシック」03−3376−1919へ
コールセンターは24時まで営業

1月 14, 2006 |

2006年1月13日 (金)

BBC響がエリオット・カーターをテーマに連続演奏会

【ロンドン発】BBC交響楽団は毎年1月、バービカン・ホールで特定の作曲家に焦点を当てた3日間の連続演奏会を開いているが、今年はニューヨーク生まれの現役作曲家エリオット・カーター(97歳)を特集する。タイトルは「ゲット・カーター!」で、ロンドンの暗黒街を描いたマイケル・ケイン主演のイギリス映画「ゲット・カーター!=邦題:狙撃者」をもじっている。
 13日から15日までの間に、カーターと作家クリストファー・クックの公開対談が行われるほか、ドキュメンタリー映画を含め、15回にわたって彼の主要作品と彼に影響を与えたアイヴス、シェーンベルグ、バルトークの作品が演奏される。指揮はオリバー・ナッセン、デイヴィッド・ロバートソンら。コンサートはすべてBBCラジオで実況中継される。

【チケット発売情報】
15日(日)から、新国立劇場3月公演〈運命の力〉前売り発売開始
予約は「チケット・クラシック」03−3376−1919へ
コールセンターは24時まで営業

1月 13, 2006 |

2006年1月12日 (木)

ロイヤル・オペラが英語上演

【ロンドン発】ロイヤル・オペラで上演されているスメタナの歌劇〈売られた花嫁〉が話題を集めている。原語上演を行ってきたロイヤル・オペラで英語による上演が行われているからだ。上演されている〈売られた花嫁〉は、ロイヤル・オペラが建物の大改修のため、サドラーズ・ウェルズ劇場に間借りしていた1988年、ベルナルド・ハイティンクの指揮でプレミエを迎えたプロダクション。今回の再演を指揮しているのはチェコ語に堪能な指揮者のサー・チャールズ・マッケラスで、「このオペラはコメディである。コメディこそ観客と舞台は同じ言葉でなければ意味がない」と英語での上演に踏み切った。それが功を奏して、客席からは抜群のタイミングで笑いが巻き起こっている。

【チケット発売情報】
15日(日)から、新国立劇場3月公演〈運命の力〉前売り発売開始
予約は「チケット・クラシック」03−3376−1919へ
コールセンターは24時まで営業

1月 12, 2006 |

METが年末年始にベルクの歌劇〈ヴォツェック〉

【ニューヨーク発】ニューヨークのクラシック音楽界も年末年始は華やかなプログラムを組むのが通例だが、メトロポリタン歌劇場(MET)はこの年末年始、12月最終週から1月第一週にかけてベルクの歌劇〈ヴォツェック〉を4回上演、気を吐いている。この2005/06シーズン、空席に悩まされているMETだが、今回は学生に向けてかなりの割引席が開放され、最終日の1月6日にはいつになく観客席が若かった。
 公演を指揮したのは音楽監督のジェームズ・レヴァイン。レヴァインの音楽は、どんなシーンでも音楽に角の丸い美観があるが、ストーリーに合わせて、時にもっと暴力的に響いてよいのかもしれない。グラハム・クラークのキャプテン、アラン・ヘルドのヴォツェック、カテリナ・ダレイマンのマリーなど音楽的にも優れた歌手が揃った公演で、音楽は最後まで緊張感を失わず、批評家も絶賛、観客の期待を裏切らない充実した上演となった。

【チケット発売情報】
15日(日)から、新国立劇場3月公演〈運命の力〉前売り発売開始。
予約は「チケット・クラシック」03-3376-1919へ。
コールセンターは24時まで営業。

1月 12, 2006 |

ビルギット・ニルソン死去

【ストックホルム発】1950年代から80年代まで、比類のないドラマティック・ソプラノとして活躍したビルギット・ニルソンが死去した。87歳。死亡の日時、死因は不明。葬儀は11日、生まれ故郷のスウェーデン南部の町、ヴァストラ・カルプの教会で近親者だけで執り行われた。
 ニルソンはストックホルム王立音楽アカデミーで学んだ後、ストックホルム歌劇場で46年、〈魔弾の射手〉アガーテでオペラにデビュー。50年代初期からはロイヤル・オペラ、ミラノ・スカラ座、メトロポリタン歌劇場、ウィーン国立歌劇場、バイロイト音楽祭など、世界の檜舞台で活躍した。
 特にブリュンヒルデなど、ワーグナー歌いとして知られるが、エレクトラ、サロメ、トーゥランドット、トスカ、マクベス夫人などのドラマティックな役で一世を風靡。ウィーン国立歌劇場の宮廷歌手、名誉会員という輝かしい経歴を持っていた。67年、大阪国際フェスティバルでイゾルデを歌うため初来日している。

【チケット発売情報】
15日(日)から、新国立劇場3月公演〈運命の力〉前売り発売開始。
予約は「チケット・クラシック」03-3376-1919へ。コールセンターは24時まで営業。

1月 12, 2006 |

ウィーン・フィルがニューイヤー・コンサート収益金を寄付

【ウィーン発】ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団がこのほど、10万ユーロを慈善団体へ寄付した。ウィーン・フィルでは元旦のニューイヤー・コンサートに先立ち、同じプログラムで毎年12月30日にプレヴューコンサートを行っているが、2000年からその収入の一部を寄付することにしている。今年度の寄付金は、2万ユーロは難病のレット症候群のため、8万ユーロはオーストリア女性の災害援助のために当てられるという。

【チケット発売情報】
15日(日)から、新国立劇場3月公演〈運命の力〉前売り発売開始。
予約は「チケット・クラシック」03-3376-1919へ。コールセンターは24時まで営業。

1月 12, 2006 |

2006年1月11日 (水)

ウィーンの日刊紙「クーリア」から、ウィーン・フィルのライブCD

【ウィーン発】オーストリアで発行されている日刊紙「クーリア」から、ウィーン・フィルのライブCDが発売されることになった。第1弾は12枚のシリーズで、以下の発売が予告されている。残りの指揮者は、マリス・ヤンソンス、ニコラウス・アーノンクール、サイモン・ラトル、ロリン・マゼール、ズービン・メータ、カルロス・クライバー、ブルーノ・ワルター、レナード・バーンスタイン、ゲオルグ・ショルティとの録音という。

1月27日発売
カラヤン指揮 (1987年5月24日:楽友協会)
●モーツァルト:交響曲第41番〈ジュピター〉●シューマン:交響曲第4番

2月27日発売
ムーティ指揮 (2000年4月2日:楽友協会)
●モーツァルト:交響曲第40番●シューベルト:交響曲第6番

3月27日発売
ベーム指揮  (1978年11月26日:楽友協会)
●モーツァルト:交響曲第34番●リヒャルト・シュトラウス:交響詩〈ドン・ファン〉


 [関連サイト]クーリア
  http://shop.kurier.at/philharmoniker_edition_cds.php

1月 11, 2006 |

ミュンヘン・フィル、初めての大学生のためのコンサート

【ミュンヘン発】ミュンヘン・フィルが1月16日、ミュンヘン大学と協力し、初めて大学生のための特別コンサートを行うことになった。プログラムはリヒャルト・シュトラウス〈メタモルフォーゼン〉とブラームスの交響曲第4番、指揮は芸術監督クリスティアン・ティーレマン。場所はミュンヘンのガスタイクのフィルハルーモニー。 今回のコンサートは、第2次大戦中にミュンヘン大学の学生で組織された反ナチグループ〈白ばら〉を追悼するもの。グループのリーダーだったゾフィー・ショルとハンス・ショルは死刑に処せられた。大学、オーケストラ双方とも〈大学生が高等教育以外に文化に触れることは大きな意味がある〉と大歓迎で、ティーレマンもこのプロジェクトを積極的に支援、今後も続けたいとしている。チケット料金は学生10ユーロ。

[関連サイト]ミュンヘンフィルハーモニー管弦楽団
       www.mphil.de

【チケット発売情報】明日から、〈1786年のモーツァルト・コンサート〉前売り開始。予約は、チケット・クラシック(TEL 03-3376-1919)へ、毎日24時まで営業

1月 11, 2006 海外ニュース/その他 |

2006年1月10日 (火)

アン・デア・ウィーン劇場が再開場

【ウィーン発】オペラ劇場に衣替えしたアン・デア・ウィーン劇場開場で1月8日、オープニングコンサートが開かれた。アン・デア・ウィーン劇場は、モーツァルトの〈魔笛〉の台本を書き、パパゲーノを歌った興行師シカネーダが1801年に開いた劇場で、ウィーン最古の劇場として親しまれてきた。その間、ベートーヴェンのオペラ〈フィデリオ〉の初演があり、一時はオペレッタ劇場になり、戦後はウィーン国立歌劇場の仮の劇場でもあった。
 オープニングには名士が出席。大統領の祝辞後、プラシド・ドミンゴの指揮で、ツィモン・バルト(ピアノ)、トマス・クワストホフ(バリトン)、ジュリアン・ラクリン(ヴァイオリン)などが、劇場の座付きオーケストラとなるなるウィーン交響楽団とモーツァルト作品など演奏。最後はベートーヴェンの〈献堂式〉で締め括った。
 アン・デア・ウィーン劇場は、最近では〈エリザベート〉などミュージカルで名を馳せていたが、今年からモーツァルト年を期にオペラ劇場に戻り、1演目を続けて上演するスタジオーネ制度をとっていくことになった。毎月、オペラのプレミエがあり、今年はモーツァルトのオペラ〈イドメネオ〉、〈ルチオ・シッラ〉、〈皇帝ティトの慈悲〉、〈第一戒の責務〉、〈魔笛〉、〈コジ・ファン・トゥッテ〉、〈ドン・ジョヴァンニ〉、〈レクイエム〉などが予定されている。

【チケット発売情報】本日から、東京交響楽団・2006年定期公演の1回券・発売。予約は、チケット・クラシック(TEL 03-3376-1919)へ、毎日24時まで営業

1月 10, 2006 |

2006年1月 9日 (月)

モーツァルトの頭蓋骨で新たな真贋論争!? 

 【ザルツブルク発】今年生誕250周年を迎える作曲家モーツァルト(1756〜91)の頭蓋骨は偽物!? オーストリア放送(ORF)が8日放送した番組の中で、本人の骨として、オーストリア・ザルツブルクのモーツァルテウム音楽院に保存されている頭蓋骨が本人のものと断定できなかったことを報じた。頭蓋骨については200年以上にわたって論争が続いてきたが、DNA鑑定を行ったところ、本物とは確認できなかったという。
 今回の鑑定は、インスブルック大学の法医学者らが行ったもの。頭蓋骨の2本の歯から遺伝子情報を採取した後、ザルツブルクにあるモーツァルト一族の墓から祖母とめいとみられる遺骨を掘り出し、それらと比較する作業が行われた。その結果、祖母とめいのものとされる遺骨は親類関係になかったことが明らかになったという。

1月 9, 2006 |

2006年1月 8日 (日)

ウィーン国立歌劇場再建50周年記念ガラのライブCD発売へ

 【ミュンヘン発】ウィーン国立歌劇場再建50周年を記念して、昨年11月5日に行われたガラ・コンサートのライブCDが2月15日、「オルフェオ」レーベルから発売されることになった。第2次世界大戦で破壊された劇場が1955年に再建されてから50周年を迎えたことを記念した演奏会で、オーストリアのハインツ・フィッシャー大統領以下、政府要人がずらりと顔を揃え、往年の名歌手、指揮者も来賓として招かれるなど、国家的な記念祝典となった。
 記念ガラでは再開時に演奏された公演演目を抜粋で演奏したが、その指揮台に上がったのは、クリスティアン・ティーレマン、ハンス・ヴェルザー=メスト、ダニエル・ガッティ、小澤征爾、ズービン・メータ。一方、歌手もソプラノはグルベローヴァ、ポラスキ、ウルマーナ、メルベス、イソコスキ、メゾはバルツァ、キルヒシュラーガー、テノールはドミンゴ、ボータ、バリトンはターフェル、ハンプソン、シュトルックマン、グルントヘーバー、バスはフルラネットという顔ぶれが揃うというオペラ界を上げての演奏会となった。

<収録曲>
●ベートーヴェン:歌劇〈レオノーレ〉序曲第3番/指揮:小澤
●モーツァルト:歌劇〈ドン・ジョヴァンニ〉より/指揮:メータ
●R.シュトラウス:歌劇〈影のない女〉より/指揮:ヴェルザー=メスト
●R.シュトラウス:歌劇〈ばらの騎士〉より/指揮:ティーレマン
●ヴェルディ:歌劇〈アイーダ〉−第3幕、第4幕から/指揮:ガッティ
●ワーグナー:楽劇〈ニュルンベルクのマイスタージンガー〉より/指揮:ティーレマン
●ベートーヴェン:歌劇〈フィデリオ〉より第2幕フィナーレ/指揮:小澤

1月 8, 2006 |

2006年1月 7日 (土)

バッハ・アルヒーフに新マネージャー

 【ライプツィヒ発】ライプツィヒにあるバッハ・アルヒーフのジェネラルマネージャーに2006年1月1日、デトロフ・シュヴェルトフェーガーが就任した。バッハ・アルヒーフは昨年末にはカール・フィリップ・エマニュエル・バッハ全集の最初の3巻を刊行したほか、今年末までに「新バッハ全集」を完結させる計画を進めており、近くヴィルヘルム・フリーデマン・バッハ全集を刊行予定だ。
 バッハ・アウヒーフには昨年3万500人が訪れ、バッハ年の2000年以降、最高の入場者数だった。シュヴェルトフェーガーはバッハ・アルヒーフを国際的に一層開かれたバッハの研究センターに発展させる意向で、バッハ博物館では1月18日から9月13日まで「バッハからモーツァルトへ」という特別展を開く。

1月 7, 2006 |

2006年1月 6日 (金)

1955年のバイロイト・ライブ〈ジークフリート〉登場

 【ロンドン発】1955年のドイツ・バイロイト音楽祭の楽劇 〈ニーベルングの指環〉全4部作のライブ録音が、「テスタメント」 レーベルから発売されることになった。第1弾となる〈ジークフリー ト〉が2月28日から発売されることになった。「テスタメント」レーベルとしては、ハンス・クナッパーツブッシュ指揮による51録音の〈神々の黄昏〉のリリースに続くもので、残りの3作品も7月までに順次リリー スしていくという。
 55年の公演はヨゼフ・カイルベルトが指揮したもの。ヴォルフガング・ヴィントガッセン、ハンス・ホッター、アストリッド・ヴァルナイなど、そうそうたるワーグナー歌手たちの競演が実現した。録音はピーター・アンドリーがプロデュース、名エンジニアのケネス・ウィルキンソンとロイ・ウォレス、そしてゴードン・パリーがアシスタントを務めたDECCAのレコーディング・スタッフが担当。バイロイト祝祭劇場の独特なサウンドは、ウォレスが設計した6チャネル・ミキサーによってステレオ録音されている。
 当初はDECCAから発売される予定だったが、どうした理由か発売が中止された。一説には、既にゲオルグ・ショルティ指揮の〈ニーベルングの指環〉全曲のスタジオ録音というプランを持っていたDECCAの実力者ジョン・カルショウがリリースに反対したため、ともされている。

1月 6, 2006 |

2006年1月 5日 (木)

2007年のニューイヤーコンサートはメータ

 【ウィーン発】指揮者ズービン・メータが、2007年1月1日のウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のニューイヤーコンサートを指揮することになった。メータがニューイヤーコンサートを振るのは1990年、95年、98年に続いて4回目となる。ウィーン音楽アカデミーで学んだメータは、ウィーン・フィルを1961年に初めて指揮、2001年には指揮生活40周年を記念して、ウィーン・フィルの名誉会員となっている。
 2006年/2007年の年末年始のコンサートについては昨年同様、チケットが抽選で販売される。申し込み期間は06年1月2日から23日まで。ウィーン・フィルのホームページより、プレヴューコンサート(12月30日)、ジルヴェスターコンサート(12月31日)、ニューイヤーコンサート(1月1日)を明記の上で申し込む。

[関連サイト]ウィーンフィルハーモニー管弦楽団
http://www.wienerphilharmoniker.at/index.php?cccpage=Home&set_language=ja

1月 5, 2006 |

ムラヴィンスキーの録音で二転三転

【東京発】 「ALTUS」レーベルから発売された故エフゲニー・ムラヴィンスキー指揮のレニングラード・フィルの録音で、初出の音源とうたっていた物の一部に、既出の音源が混じっていたことが分かった。一部の熱心なファンから指摘されて分かったもので、「ALTUS」では一部の商品の販売を中止した。
 既出だったことが分かったのは、CD8枚組で発売された「エフゲニー・ムラヴィンスキー&レニングラード・フィル /リハーサル&コンサート第1集。ブラームスとベートーヴェンの交響曲第4番、ブルックナーの交響曲第9番などの、リハーサルと本番の演奏を収録しているが、このうち73年に録音されたブラームスの本番、80年に録音されたブルックナーの音源が既出であったという。発売元では、そのことを明記した上で発売を続けている。
 一方、発売を中止したのは、ベートーヴェンの交響曲第4番とグリンカの歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲のセッション録音を入れた1枚物。こちらは「初出でデジタル顔負けの最高音質」とうたわれていたが、73年に録音された音源が既出だった。

1月 5, 2006 |

2006年1月 4日 (水)

大阪フィルの来シーズン

【大阪発】大阪フィルハーモニー交響楽団の来シーズンのプログラ ムが発表された。2005年のバイロイト音楽祭で指揮台に立ち、話題を集めた音楽監督の大植英次は3回の定期演奏会を指揮する。これ まで協奏曲でも暗譜で指揮していた大植はバイロイトの以後、譜面を見ながら指揮するようになっており、その経験からくる演奏が注目される。
 客演指揮者としては、若杉弘がトビュッシーの歌劇〈ペレアスとメリザンド〉を演奏会形式で取り上げるほか、広上淳一、大野和士、イルジー・ビエロフラーヴェク、ヘルムート・ヴィンシャーマンといった顔ぶれが並ぶ。ヴィンシャーマンはバッハのブランデンブルク協奏曲全曲演奏に挑戦する。会場はすべてザ・シンフォニーホール。

第397回/4月20日(木)・21日(金)
指揮:大植英次
●ベートーヴェン:〈コリオラン〉序曲
●リヒャルト・シュトラウス:オーボエ協奏曲ニ長調(独奏:フランソワ・ルルー)
●リヒャルト・シュトラウス:交響詩〈英雄の生涯〉

第398回/5月23日(火)・24日(水)
指揮:若杉弘
●ドビュッシー:歌劇〈ペレアスとメリザンド〉=演奏会形式による上演
出演:[ペレアス]近藤政伸、[メリザンド]浜田理恵、[ゴロー]星野淳、[アルケル王]、斉木健詞[ジュヌヴィエーウ]、寺谷千枝子ほか

第402回/10月10日(火)・11日(水)
指揮:大植英次
●ブラームス:ヴァイオリン、チェロと管弦楽のための協奏曲(独奏:長原幸太、秋津智承)
●チャイコフスキー:交響曲 第5番

第403回/11月16日(木)・17日(金)
指揮:ヘルムート・ヴィンシャーマン
●J.S.バッハ/ブランデンブルク協奏曲 全曲

第404回/12月7日(木)・8日(金)
指揮:大植英次
●ヴェルディ:レクイエム

[関連サイト] 大阪フィルハーモニー交響楽団
http://www.osaka-phil.com/

1月 4, 2006 |

2006年1月 2日 (月)

ウィーンで モーツァルト切手発行

 【ウィーン発】1月27日のモーツァルト誕生日に有名なモーツァルトの影絵をデザインした切手が発行されることになった。影絵の下には、〈WIEN〉の文字を逆さまにした、ウィーンで今年行われるモーツァルト関連行事の統一ロゴ〈WIENMOZART 2006〉のロゴが入っている。オーストリアでも民営化が至るところで進められていて、郵便事業も例外ではなく、あの手この手の増収策を打ち出しており、これもその一環。郵便事業が音楽家をデザインに使う切手の走りは、小澤征爾のウィーン・フィル・ニューイヤー・コンサートの記念切手で、その後、リッカルド・ムーティ、ニコラウス・アーノンクール、ホセ・カレーラス、今年ニューイヤーに登場したマリス・ヤンソンスと続いており、これらがすべて黒字という好成績を収めている。

1月 2, 2006 |

2006年1月 1日 (日)

新年あけましておめでとうございます。

新年あけましておめでとうございます。
本年も、どうぞよろしくお願いいたします。
チケット・クラシック(TEL 3376−1919)は本日はお休みいただいております。
明日からは、10時〜24時で営業いたしますので、どうぞご利用下さい。

1月 1, 2006 |

ドイツ3SATが元旦にモーツァルト作品を24時間放映

【ベルリン発】ドイツのテレビ3SATはモーツァルト年の幕開けを記念して、1月1日午前7時から翌朝の7時までモーツァルト作品を24時間放映する。オペラは〈フィガロの結婚〉、〈ドン・ジョヴァンニ〉、〈コジ・ファン・トゥッテ〉、〈後宮からの逃走〉、〈魔笛〉が放送されるほか、故フリードリヒ・グルダのモーツァルト演奏も聴き物。交響曲などの指揮にはヴォルフガング・サヴァリッシュ、リッカルド・ムーティ、ダニエル・バレンボイム、ラファエル・クーベリックが登場する。
 一方、演奏とは別に、モーツァルトの足跡をたどる〈モーツァルトの軌跡〉や〈モーツァルト神話〉といった番組も放送される。面白いのは、ウィーン・ブルク劇場のレヴュー〈モーツァルト有限会社〉。バリトンのトーマス・ハンプソンが務め、28人の映画監督がそれぞれモーツァルトをテーマの〈1分作品〉を受け持ったもの。そのうち元旦には13作品が放映され、続編が1月27日の誕生日に放送される。

1月 1, 2006 |